髪質に合わせたパーマ巻き方・技法
巻き方・技法・ケミカルで判断
春から夏にかけてパーマをかける方が増えてきますが、
毛髪診断や髪の状態など考えてうえでパーマをかけることにより、
美しく持続性のあるヘアデザインが得られます。
ポイントはベースになるカットが重要です。
タイプ別によってパーマ巻き方・技法を考えてみたいと思います。
目次
1.1年以上パーマはかけていない人のかけ方
2.パーマやヘアカラー傷んで人のパーマのかけ方
3.髪がやわらかくとれやすい人のパーマのかけ方
4.まとめ
1年以上パーマはかけていない人のかけ方
1年間パーマをかけていないとキューティクルが傷つくことがなく、
厚く健康な状態なため薬剤の浸透が良くありません。
長期間パーマをかけていないと薬剤を浸透のしやすくするためと、
ボリュームを迎えるために”スキ”を毛先から中間にいれて下さい。
普通の髪の状態であればしっかりパーマがかかる施術をします。
■巻き方・技法
●髪が硬い場合はサポート巻き(平巻き)で根本からしっかりウェーブをだします。
●ウェーブのようなボリュームよりもカール感を重視の場合は、
リッジ感を強調するスパイラル巻きのカール感をだす。
■ケミカル(薬剤)の選択や施術で対応する技法
●クリープパーマを行う髪の状態をピュアな状態にして、
パーマをかかりやすい状態をつくり、結合を促進するために温めパーマの持続を高める。
結果パーマの持続性を保ち美しいウェーブ感が得られます。
●髪質合う薬剤を使用してキューティクルが開かせる。
髪の剛毛の人やパーマが落ちやすい人にあった薬剤を使用します。
最近はコスメカール(化粧品扱い)の薬剤がありますが、
このなかでもハードタイプを使用することにより、
髪を傷みを迎えしっかりとしたウェーブ感が得られます。
パーマやヘアカラー傷んで人のパーマのかけ方
髪が傷んでいると施術を行う際には細心の注意をはらいます。
通常の薬剤を使用してもチリチリにパーマがかかることがあります。
キューティクルが傷みがありそこから反応が過敏に反応して、
結合が早まりそんな現象があるので注意して下さい。
■巻き方・技法
●一般的には希望のウェーブよりも太目のロッドを使用します。
キューティクルが薄いため薬剤の浸透が早くかかりやすいからです。
●パーマのスライス幅をロッドの1.5倍以上を選択します。
ボブや肩につく長さなどはこの技法を使うことできれいなカール感が!
■ケミカル(薬剤)の選択や施術で対応する技法■
●水巻がかかりやすい人によく使う技法です。
刺激の弱い薬剤でも一定の効果はありますが、
パーマ時のに水だけで巻くことにより、薬剤の浸透を遅らせることができます。
髪がやわらかくとれやすい人のパーマのかけ方
髪がやわらかい人は軟毛といって水分や油分が少ない人をいいます。
髪質によってはそうでな人もいますが、
一般的にキューティクルのタンパク質が少なくかかりが悪い人もいるようです。
薬剤を塗布し時間をおくか、クリープに行う前処理を行い、
パーマをかかりやすい状態をつくります。
■巻き方・技法
軟毛の人だからといってスライスの幅を細くとったり、
ロッドを細いロッドで巻いても、かかりすぎることがあるので、
薬剤の時間放置やテンション(引っ張る力)によって調整する技法が良いでしょう。
髪が細いのでロッドやスライス幅で調整すると、
髪にゴムのクセやロッドのクセがつくので十分に注意をはらいましょう。
■ケミカル(薬剤)の選択や施術で対応する技法■
軟毛の人のかからない原因の対処法は、
前処理によって髪についた汚れやシリコンを除去します。
軟毛以外の要因である髪の状態を良くして、
薬剤の浸透をよくする技法がベストだと思います。
まとめ
髪質によってさまざまなタイプがあり奥が深いのがパーマです。
薬剤や施術内容や技法など工夫することにより、
失敗しない思ったパーマの質感が得られます。
ムリに希望のパーマをつくるより、
失敗しないパーマをお客様に提案すことが良い結果に結びつきます。
担当美容師の経験などもパーマのかかりに大きく左右します。
パーマをかける時に参考としてみて頂ければ幸いです。
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