ヘアカラーの色持ちを良くする方法
髪の状態をみて色合いをチョイス
ヘアカラーと色持ちはズバリ髪の状態が大きく左右します。
健康毛や損傷毛によって選ぶヘアカラーの色を考えることが大切です。
毛髪診断によりどんな色合いが合うかは、
ある程度の経験のある美容師であればベストな色を選択が可能。
あとは好みによって好きな色を美容師とご相談しましょう。
色持ちをよくする技術はケミカル(薬剤)や、
ヘアケア剤をプラスすることにより持続するヘアカラーが可能になります。
現役美容師が色持ちを良くする方法を何点かまとめてみました。
目次
1.髪質に合うヘアカラー剤を選択して色持ちをよくする。
2.ヘアケア剤(トリートメントなど)を使用し吸着力を高める方法
3.日本人の色持ちの良いレシピ
4.まとめ
髪質に合うヘアカラー剤を選択して色持ちをよくする
髪質から相性の色合いを選ぶ
まずは髪質や髪の状態を判断します。
髪質はヘアカラーするうえで大変重要なカギになります。
メラニン色素の量によって黒髪や茶色に見えるからです。
黒髪に見えるような方は寒色(グレー)アッシュ系は色がでてきません。
日本人の髪質は赤味のあるミルキー系との相性が良いです。
まずは髪と相性の良い色合いを選ぶことをおすすめします。
肉眼で茶色に見える方は一般的に寒色でも暖色でも、
相性は悪くないので自由に色を選べます。
髪質とのバランスを考えて施術することにより色持ちの良いヘアカラーが可能になります。
髪の状態から色を選択
パーマやヘアカラーなどで傷んでいる場合は、
傷んだ度合いによりカットや前処理剤で調整します。
*前処理とはケラチン・タンパク質など補修します。
悪い部分にコート(膜をはる)することで傷みを迎え、
染めることにより希望の色合いに近ずけることが可能に!
色持ちを良くするためには髪の状態(トーンや色合い)によって、
色の出方が変化しますので担当美容師の適切なアドバイスが大切になります。
たとえば12レベルの退色のある人にマット(グリーン)をすると、
緑色の個性的な色合いになったりします。
黒髪の人で健康毛の人にアッシュをしても色がでてきません。
髪の状態により似合う配色が変わります。
ただ一つ『似合う配色』はミルキーヘアカラーは日本人にピッタリです。
色のレシピはピンクパール+アッシュ+ベージュー(補色)がいいでしょう。
ピンク(暖色)とアッシュ(寒色)は相性がよく、
トーンが暗くても明るくてもピンクとアッシュの調合により希望の色が出てきます。
髪の状態や希望の色合いのバランスをみて調合すれば、
結果的に色持ちの良いヘアカラーが可能になってきます。
日本人の色持ちの良いレシピ
一般的に肌や髪の色から日本人に合う配色は『ピンク』だと言われています。
寒色系はグレーで暖色はピンクなどをミックスすれば、
トーンが暗くても明るくても似合うレシピです。
では実際のレシピ表を説明します。
レシピ
わかりやすくするために10トーンの明るさで調合しています。
10/68ピンクパール 10/11アッシュ 1:1+20%ベージュー(補色)
このレシピですとほとんどの人に合う配色です。
10/68ピンクパール 10/88ブルー 1:1+20%ベージュー(補色)
髪につやがない人に合う配色です。ブルーがツヤだしの効果があります。
10/68ピンクパール 10/7ブラウン 1:1+20%ベージュー(補色)
明るさがほしい人に合う配色です。ブラウンが明るさをプラスします。
上の3点のレシピはナチュラル系のレシピとなって、
髪の状態や髪質に関係なく相性の合わせやすいヘアカラーになっています。
もちろんゴールドやマットなど明るい色や、
個性的な色合いを好むまたはお客様が希望する色もありますが、
個性的な色合いほど美容師の深い知識と経験が必要です。
*10トーンは10レベルの明るさでヘアカラー剤はウエラコレストンを使用しています。
まとめ
色持ちのヘアカラーといっても髪の状態や髪質などを考える必要があります。
まずは現状の髪の状態を考慮して一番あった調合することが大切です。
美容師の経験と知識が結果的に色持ちの良いヘアカラーにつながります。
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