ヘアカラー髪が染まる理由・染まらない理由
ヘアカラートラブルQ&A
いつも行っていた美容室では染まったのに、
ちがう美容室に行ったら染まらなかった!そんな時ありますネ!
現役美容師がそんな疑問を解説つきつめてまとめてみました。
目次
1.メラニンの種類を把握する
2.髪の硬さを把握する
3.水分・油分の量を把握する
4.髪の重さの量を把握する
5.残留ティントの量を把握する
6.まとめ
メラニンの種類を把握する
メラニン・髪の硬さ・髪の重さ・水分量・残留ティント
この5項目から薬剤の選定や施術方法が異なります。
この項目のチェックミスによりヘアカラーの不具合がでてきます。
■メラニン
メラニンとは・・・
メラニンは髪質の量で髪の色が決まり、ヘアカラーとメラニンは密接な関係があります。
日本人の場合大きく区分けすると赤メラニンと黄色メラニンとあります。
(茶色や灰色もありますが)薬剤の選定を確認します。
この時例ば赤メラニンから明るいアッシュ系の色合いにでてきません。
これはメラニンの関係上どうしようもなく失敗するよくあるケースです。
一つだけ可能な場合はブリーチしてアッシュ系の色合いに、
外国人風ヘアカラーのようにする場合ならばOKです。
メラニン全て合う色合いは、ミルキーヘアカラーがおすすめです。
ピンクベースにアッシュやブラウンやオレンジなど相性が良く、
日本人の髪質に似合う色合いです。
赤色メラニンによく合う相性の良い色
オレンジ系・ブラウン系・レッド系などです。
*赤色メラニンは補色剤や色の相性をミックスすることで、
単色では合わない色合いでの(アッシュ系・マッド系)調整は可能です。
ミルボン(メーカー)などはメラニンは種類によってヘアカラー剤を発売しています。
経験の浅い美容師さんでもカンタンに施術できますよ♪
黄色メラニンによく合う相性の良い色
ゴールド系・アッシュ系・マッド系・暖色系のほとんどの色合い。
最近は黄色メラニンの人も多いようですが、全般的には赤色メラニンが多いので、
髪質に合うレシピを選択して下さい。
髪の硬さを把握する
ヘアカラーする場合は髪の硬さによって色の発色が遅くなります。
原因はキューティクルが厚く、髪の内部に薬剤が浸透しないことが原因です。
*髪質も影響し細い髪ややわらかい人は染まりが良いようです。
初めてヘアカラーするバージンヘアや、長い間パーマやヘアカラーをしていない健康毛は、
時間がかかり染まりが悪いのが一般的です。
処置法
薬剤の量を多めに塗布し、ハケなども量が多くつくハケを使用して下さい。
カットは隙バサミで薬剤を入りやすくします。
水分・油分の量を把握する
髪が細いタイプの軟毛の方は水分量や油分量が少ないために、
ヘアカラーが染まらないことがあります。
含有量が少ないために薬剤の浸透が悪くかからない場合です。
一般的には髪の細い人ややわらかな人は染まりやすいのですが、
髪の水分や油分などいがいに髪質も影響するようです。
ヘアカラーの根本部分も発色が早くなります。
理由は水分や油分の量が新生毛のため発色がよくなるためです。
*美容師さんによっては肌に近いために、体温が影響していると言われていますが、
水分や油分が影響されていることが影響しています。
髪の重さ
髪の重さは水分や油分の量が多いことが影響しています。
髪が重いのは髪が傷みがなく薬剤の浸透がよくなります。
浸透が良いとヘアカラーの発色がよく染まりもよくなります。
ヘアカラーと髪の重さは比例することが一般的です。
*髪の状態や髪質などの影響もあるので注意が必要です。
残留ティントの量を把握する
残留ティントの量とは・・・・
前のヘアカラーの薬剤の残留している色素の残り(退色)ともいいます。
残留ティントはヘアカラーに大きく影響します。
色が沈み褐色の色味がでてしまうからです。
2剤をペーハーが低い薬剤や前処理などで調整します。
髪の乾燥を防ぐことが目的です。
他に薬剤のクリア剤などで髪の褐色を抑える効果があり、
色味の沈みや発色を遅らせることができます。
残留ティントは既存部にありますので、
根元の色と変わりがないようにするために、
2剤・前処理・クリア剤などを使い残留ティントのバランスを保たせます。
まとめ
この項目を一つ一つチェックすることです。
ヘアカラーが思ったように発色しない原因は薬剤の量が少ないことです。
美容師さんはどうしても節約志向が高く”笑い”
チョコチョコつけてヘアカラーする人が多いようです。
その他にはブログに書いてある部分に原因があります。
流山にある美容院ヘアサロンウェーブはヘアカラーについての質問も受付ます。
spmq66e9@wish.ocn.ne.jp こちらからメールを頂ければ幸いです。