ヘアカラーに失敗する理由
髪質・髪の状態など総合的に判断
ヘアカラーの色合いによっては希望の色合いがキレイに染まらない場合があります。
メラニンのタイプによって色の反応が悪く染まらないケース。
髪の状態も絡んでくるケースもあります。
外人のような配色を希望しても染まらないケース。
さまざまなヘアカラーに失敗する理由を考えてみます。
目次
01メラニンのタイプによってのタブー色
02髪の傷み具合によってのタブー色
03トーンダウンに使うヘアカラー剤
04まとめ
メラニンのタイプによってのタブー色
赤メラニンはアッシュ系の色合いはでてこない
■全てメラニンに似合う配色
日本人のメラニンのタイプは大別しますと、赤メラニンと黄色メラニンと分けらます。
赤メラニンと黄色メラニンとも合う配色は『ピンクパール』。
日本人の肌や髪色との相性がよくミルキーやブラウンなどミックスしてもキレイな色が出てきます。
■赤メラニンに似合うない配色
赤色メラニンの人が絶対出ない配色は『アッシュ』になります。
赤メラニンの人には発色せずにくすんだ色合いとなります。
*いま一部の人に人気のある『シルバーパール』はこの色に属します。
ミルボンなどはメラニンの色によって薬剤の種類を決めています。
ウエラやホーユーなどは分けていないので美容師のヘアカラーの知識によって他の色をミックスします。
■赤メラニンに似合う配色
赤色メラニンの人がアッシュにして下さいと要望が多いですが、
ピンクパールに相性の良いブラウンやベージューなどの色を使うことをおすすめします。
アッシュのようなグレイな色合いプラチナなどは赤メラニンの人は不向きですので、
ピンク系の色をベースに相性の良い色をおすすめします。
赤色メラニンによく合う相性の良い色
オレンジ系・ブラウン系・レッド系などです。
*赤色メラニンは補色剤や色の相性をミックスすることで、
単色では合わない色合いでの(アッシュ系・マッド系)調整は可能です。
ミルボン(メーカー)などはメラニンは種類によってヘアカラー剤を発売しています。
経験の浅い美容師さんでもカンタンに施術できますよ♪
ヘアカラーの詳しいメラニンのブログこちら→
■黄色メラニンにはほぼ全ての配色が可能です
日本人のメラニンは他には茶色メラニンのように自毛がダークブラウンの人も少数おり、
この中にも黄色メラニンも入れています。
ほぼ全ての色合いとの相性が良いようです。
とくに外人風のヘアカラーなど鮮明な色もブリーチなどすれば可能になります。
ハーフ芸能人のローラなどもよい例です。
髪の傷み具合によってのタブー色
髪が傷んでいるとキレイな色は出てくることはありません。
若い子などはホームヘアカラーなどで、傷んだいた部分の『残留ティント』など、
髪に水分や油分が不足していて薬剤が正しく浸透しません。
よって縮毛矯正やホームヘアカラーで何度も染まている髪質は希望の色はでてこなくなります。
*残留ティントとはいままでのヘアカラーの色が残った状態をいいます。
トーンダウンに使うヘアカラー剤
■髪にやさしいソフタッチ
既存部のトーンダウンは残留ティントと傷みがのこっていて、
アルカリ剤のタイプを使用することで髪を傷める原因になります。
髪にやさしいウエラコレストンの『ソフタッチ』は吸着力が優れ染めムラをなくし、
中性ヘアカラーのため髪への負担を軽減します。
ソフタッチは既存のアルカリ剤以上よりも使いやすく操作性も優れています。
ソフタッチの使いかたHPはこちら→
まとめ
美容室でのヘアカラーの失敗はヘアカラーの量が少ない状態が多いようです。
髪に対して薬剤が浸透せずに作用が少なく色が発色しない場合です。
セルフでもサロンヘアカラーでも失敗する原因の一番です。
メラニンによる色の選択などの原因も多く、
髪にあった色の配合の選択も気をつけてください。