スピエラ縮毛矯正の意味と特長
スピエラ縮毛矯正のメリット・デメリット
ヘアサロンウェーブのブログでも何度かとりあげましたが、
スビエラ技法はもうすこしきめ細かく説明します。
初めてスピエラ縮毛矯正を勉強する人に、
スビエラやGMTの薬剤の特性を覚え施術を習得することが大切です。
この2種類の薬剤のことや施術内容を公開します。
目次
01.スピエラ縮毛矯正の使い方
01.スピエラ縮毛矯正のメリット
02.スピエラ縮毛矯正のデメリット
03.スビエラに合う髪質
04.広告の打ち方がむずかしいスピエラ
05.まとめ
スピエラ縮毛矯正の使い方
■毛髪診断
1.ドライから髪の状態をよく見る→チェック シャンプー
ドライした状態とウエットをよく状態を把握します。
スビエラの場合はGMTを混ぜて扱うため薬を使い分けるために、
髪の状態をこの時よく見極めが大切になります。
2.ウエットの状態でのチェック
巻いている場合やワックスなどを落とし状態をみる。
3.ドライした状態をチェック
乾きやすい部位や傷んだ部位などさわって確認します。
クセ毛部分もドライした時によくわかります。
■薬剤選定にも髪の状態を見る
スビエラの薬剤の特性は乾きすぎると、伸びない失敗があるからです。
アルカリ剤とはちがいスビエラは乾きが速く水分がなくなり、失敗し伸びないからです。
そのためGMTを加え髪の水分が多くなるので、乾きすぎによる伸びの失敗が少なくなります。
GMTによって保水性をあげていきます。
薬剤もスビエラ&GMTも還元作用が異なります。
2剤と相性が良いのはオキシ6%→スピエラ
2剤と相性が良いのはオキシ3%→GMT
スビエラ単品ですと髪が乾燥しすぎたりするので、
GMTをミックスすことで弱点を補います。
■中間水洗
チオやシスのように中間水洗によって結合がしっかりします。
パーマがとれやすい人やクリープなどは必要ですが、
油に近いスビエラは還元剤のぬめりをとることが目的になります。
シャンプー剤で洗いお流ししで髪を指で伸ばすように流しましょう。
■クール乾燥
冷風処置をしなければいけない理由は髪の中の水分を蒸発させないことです。
スビエラでもっとも重要な水分を残すよう乾かすことにあります。
濡れたとはいっても濡れている状態がさわってわかるようではいけません。
さわってふんわり水分を含んだ状態までもっていきます。
■頭の部位を分割し乾燥・施術を行います。
全体を初めにドライすると乾きすぎて失敗するおそれがあるので、
部位によってドライしながら施術していきます。
■2剤
ブロム酸5%-10%。7分+7分=15分の2度付けします。
スピエラ縮毛矯正のメリット
●ダメージが少ない
酸性しか入っていないためダメージが少ない
●単純な作業で薬剤を塗布できる
部位によっての塗り分けを必要としないので作業がしやすい。
薬剤の塗布は他のスタイリストが担当しても問題がない。
●髪の手触り感がよく潤いがある。
アルカリに比べ軟化膨潤しないため、必要以上にボリュームダウンしない。
裂毛や切れ毛が少なく失敗がない。
スピエラ縮毛矯正のデメリット
●強い酸性臭
刺激臭があるため使えない場合がある。
●通常の価格の約2倍
価格が高いために比例して価格が高くなる。
●アルカリとはちがいスビエラの技法を習得する。
スビエラ&GMTの薬剤の特性を覚え使い分ける技術を勉強し身につける。
●失敗リスクが高く時間がかかる
習得するまで時間がかかり経験を必要とする。
スビエラに合う髪質
傷みがあるブリーチ毛やセルフヘアカラーには酸性のため穏やかに作用します。
●キューティクルが破壊される前の状態の髪質にスビエラが良い。
見た状態で破壊されかかって方は避けてください。
●傷みを気にする方やエクラ世代(50代以上)のボリュームを迎えすぎない場合。
●カールとストレートを同時に違和感なくしたい場合。
●ナチュラルな方向性のパーマがほしい場合。
広告の打ち方がむずかしいスピエラ
ホームページやチラシなどの媒体や広告がわかりやすく説明しないと売上につながらない。
サロンにご来店の人が対象になってきますが、
時間やコストとのバランスがマッチしないと忙しい時間帯に対応できない面があり、
サロンのお客さまの層や仕事の内容によって合わない場合がある。
お客さまは「スビエラ縮毛矯正」のネーミングで飛びついてくる場合もありますが、
いずれにしてもホットペッパービューティーや自社のホームページで広告する必要があります。
まとめ
スビエラ&GMTの薬剤の特性を理解して初めて施術できる技法です。
美容師が施術過程を理解することが大切です。
奥が深く美容師でもむずかしいマニアックなことが要求されるようです。
まずはディーラーさんの講習や「マルセル」などで身につけてください。
流山市にある美容室です。ヘアサロンウェーブです。
最新ヘアケアから美容情報を更新しています。