失敗する美容室でのパーマと改善方法
パーマで失敗するのには理由がある
失敗する一番の理由は毛髪判断の誤りとソギの扱いが原因です。
髪によってパーマアフターのボリューム感が大きく異なります。
骨格・髪量・クセ・ソギ(カット)・薬剤の特性・ロットの太さなど、
幅広いパーツを組み合わせた結果が希望のヘアデザインを叶えられます。
ひとつでも見誤ると希望のパーマにかからないことがあります。
ひとつひとつ噛み砕いて考えてみましょう。
目次
1.骨格に合わせてベースカット&ソギ
2.髪質によっての薬剤選び
3.髪質によってのパーマ施術テクニック
4.髪質によっての道具選び
6.まとめ
骨格に合わせてベースカット&ソギ
ベースとソギのバランスで70%決まる
パーマがキレイにかかっても似合うヘアバランスでなければ、
結果的にパーマは失敗になることが多く。
骨格や顔のカタチを理解して似合うようにベースをつくることが大切です。
〇顔の細い人はサイドにボリュームをだして、
顔を丸くみせるように整え、
〇顔の丸い人はショートであっても、もみあげ下やえりあし部分は長めに残し、
顔の輪郭を細くみせるようにカットします。
ベースを考えたうえでソギ・薬剤・ロット・テンション(引っ張る力)を考え、
ベースカットからパーマを施すことが「似合せるパーマ技法」です。
髪質によってのパーマ薬剤選び
薬剤選びより髪質を重視
「薬剤選びより髪質」けして、薬剤を軽視をしているのではなく、
髪質をまず始めに考えることです。
〇髪の細い人はパーマがかかりやすい反面、ボリュームが出てくるので、
ハードタイプな薬剤よりもコスメ・システインなどが良いでしょう。
反面チオグリコール酸タイプは水巻など処置をして扱ように、
ロッドは太目を使用しふんわりかかるよう施します。
〇髪にクセのある人は、細い人と同じような薬剤を使うようにします。
クセがあるためにボリュームが出やすく、かかりすぎは失敗パーマになる確率が高いようです。
パーマ液の開発はとても進んでいて、扱う美容師が理解しつかいこなすことが、
希望のパーマヘアをご提案できます。
髪質によってのパーマ施術テクニック
厚生省の薬剤などの暖和によって優れた薬剤が発売されています。
コスメタイプ(化粧品扱いの薬剤)濃度が低く髪にやさしいタイプや、
ホット系パーマ(デジタル系)など求めるヘアデザインによって、
質感をだすことが可能になっています。
〇テンション(引っ張る力)は迎えながらロットを巻くことが、
キレイにリッチ感がでてやわらかなカールヘアに表現できます。
ここ最近のパーマ剤はテンションよりはやわらかく巻く要領で、
ロットを巻くことで均一なパーマスタイルが得られます。
〇髪質すべてがノンテンションなのか、髪質によって差があって髪が硬い人や、
強めのパーマが希望する場合は、一定のテンションが必要です。
ただし、美容学校で教わったような力一杯にテンションは逆効果になるので、
髪質によって調整することが望ましいようです。
髪質によっての道具選び
パーマに関連する道具といっても、ハサミ・ロットなど限られたものとなりますが、
そのなかでもハサミに関連する「ソギ」がパーマの決定する重要なアイテムのです。
〇ソギ(セニング・レザー・ストローク)など種類がありますが、
今回は一般的なセニングで考えてみます。
普通パーマをかける場合ブラントだけではボリューム感が、出てしまい自然なカール感は出てきません。
ここでセニングの基本「中間毛から毛先にかけて細くなるようセニング」します。
髪質や太さなどもふまえてしっかりセニングを入れて、
量感調整を入れることが結果に大きく作用します。
ロッドでノンテンションで想像したヘアデザインを頭に入れ、
パーマをかけることで均一で美しいパーマが得られます。
まとめ
初めから最後まで順々に読んで頂ければ、
カットベースにソギとパーマ道具や、
施術(巻き方)を考えればパーマ剤に合わせた美しいパーマが可能です。
みなさんが参考となって頂ければ幸せです。
流山市の美容室「ヘアサロンウェーブ」は定期的にブログを更新しています。