新入生初めてパーマやヘアカラーについて
傷みが少ないバージンヘア
高校や短大や大学などに春に入学する新入生の初めてのパーマ&ヘアカラー。
パーマがすぐとれてしまったり、
ヘアカラーが思ってトーンや色味が出ない、それには理由があります。
キューティクルが厚く髪が健康だからです。
パーマやヘアカラーの注意点を探ってみましょう。
目次
1.バージンヘア(初めてのパーマ)で適切な毛髪診断
2.ヘアカラーのパターン
3.まとめ
バージンヘア(初めてのパーマ&カラー)で適切な毛髪診断
髪質を判断できれば希望の髪型に近づく
毛髪診断の髪質は大きく分けて6種類ほどあります。
1.硬い毛質 2.柔らかい毛質 3.太い毛質 4.細い毛質 5.撥水性の毛質 6.吸水性の毛質。
それぞれ薬剤や施術方法などを判断して施術を行います。
細い毛質でやわらかい毛質の中でも、パーマがかかりずらくとれやすい毛質も存在します。
逆に太く硬い髪質でも髪の状態によって、
パーマがすぐかかりパーマがとれてしまう毛質の場もあります。
それぞれ考えられるパターンをまとめてみました。
初めてかけて失敗するシュミレーションを例において。
■髪が硬くバージンヘアの場合の対処法
一般的に表皮(キューティクル)が何層になっていて頑丈になっているので、
パーマやヘアカラーは染まりずらかくかかりずらいのはそのためです。
<対処法>
◎カットのソギはさみで中間から毛先に入れていき、
パーマをかかりやすい状態にする。
◎パーマ前の前処理を施すことによってパーマのかかり具合を調整します。
遠赤外線で時間をおいてパーマをかける。クリープパーマも対策としては良いでしょう。
最後にロットの大小によって調整することで、
バージンヘアの対策となります。
■髪に軟毛で細い髪質の場合
毛皮質が少なくキューティクルが軟毛の場合は、
毛皮質の中のたんぱく質が少ないために組織分解が少ないために、
薬剤がの浸透量が少ないためにパーマやカラーに時間がかかります。
<対処法>
◎カットのソギは隙ハサミをふつうのレベルで量感調整します。
あまり隙が多いとパーマが一段とかかりが悪くなるために注意を払います。
◎パーマやカラーの施術はたんぱく質が少ないために、
おこる薬剤の浸透をよくするよう、薬剤の放置時間や薬剤の量で調整します。
■サロンでの実際のパターン編
こちらの画像のお客さまは今回は、前回パーマをかけたのですが、
パーマが弱いので再度パーマをかけ直しを施しました。
『髪がやわらかくかかりやすい』
見た目の通リにとてもやわらかく髪が細く、髪の量が多いお客さまです。
他店で3回パーマを繰り返しても「すぐとれる」例です。
美容師は一般的にあまり強くかけたがりません、理由は弱めにかけることが多く、
理由は強くかけた場合のほうがお客さまのクレームがあるからです。
かけ直しは弱めのため強くかけるのですが、
お客さまの心理としては強くかかったほうがストレスが多いようです。
●パーマのかけたて画像です
見た目ちょっと強い印象ですが、乾くとパーマの弾力がおちてしまう毛質です。
●パーマ後ドライの状態です
かなり束感が落ちたのが画像かみて判断できますね。
「まとめ」ロットや薬剤の量で時間調整しますが、髪も傷みやすいので状態をみながら適切な処置を行います。
美容師さんの経験や毛髪知識によって結果に左右されそうです。
ヘアカラーのパターン
キューティクルが厚く健康毛
20代前後の髪質はキューティクルが厚く健康なために、
髪の芯部までヘアカラーが浸透しません。
薬剤の量と放置時間があって初めて髪の深部まで浸透しますが、
毛髪診断など見極められないケースは失敗します。
■バージンヘアの髪の構造
髪が硬い・細い・クセ毛などさまざまな理由で、
ヘアカラーの反応がちがってきますが、
それらを考えてうえでもヘアカラーの染まりが悪いのが、バージンヘアの特長のようです。
髪はおすしの「海苔巻き」のような構造になっていて、
表面が表皮・髪のご飯の部分が毛皮質・かんぴょう部分が毛髄質で構成。
すべての部位がまだ傷みも少ない髪質なので、
傷んでいない髪質いがいはほとんど染まりが悪いようです。
■バージンヘアに合う色合い
メラニンは大きく分別して、赤メラニン・黒メラニンとあって、
メラニンの含有量が多い人は、ブラウンやアッシュなどの寒色系が良い。
含有量が少ない人はミルキーやオレンジなどの暖色系があいます。
いずれにしても薬剤は多めで放置時間も多めにとってください。
パーマでも最後に説明したような、
美容師さんの経験や毛髪知識によって結果に左右されそうです。
まとめ
バージンヘアはパーマやヘアカラーを一度も経験したことのない髪質になります。
18才でも黒染めやヘアカラーをした方は、若くてもバージンヘアにはならない事を理解してください。
いずれにしても薬剤の量やパーマやヘアカラーの相性や、
ロットなど選別して希望の髪型には十分に可能です。
ただし薬剤施術方法を誤ると失敗することもあります。
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