髪質別パーマヘアの施術方法
毛髪診断・髪の状態とケミカルを総合的な判断
髪が太くてボリュームが出てしまう、髪がやわらかなわりにパーマがとれるなど、
美容室にいってもいつも同じような結果になってしまう。
そんな悩みをもっている方に朗報です。
重い通リにならないのには理由がかならずあります。
髪質別にパーマを思ったようにかかる理論と施術方法をまとめてみました。
美容師さんやパーマが思い通りにかからない人の参考にして頂ければ幸いです。
目次
1.髪が硬く多く太い髪質に対してのパーマ方法
2.髪が細く多い髪質に対してのパーマ方法
3.髪がストレートで弱いクセの髪質に対してのパーマ方法
4.まとめ
髪が硬く多く太い髪質に対してのパーマ方法
ロットとスライス幅でパーマを操る
ボリュームを出そうとすれば本数を多く使う。
ロットが太くても細くてもボリュームはでてくる性質があります。
髪が多く太い人は(細く少ない髪もそうですが)ロットの本数が多ければ、
比例してボリュームが出てきます。
とくに髪が多く太い人は比例してボリュームも出てくるので、
そんな髪質を利用して、スライス幅を厚く、ロットを細めを使います。
ボリュームは迎えられパーマもキレイにかかります。
また、太い硬い人の毛先をパーマをかける場合も同様です。
毛先だけをパーマをかける場合もこの手法を使う。
スライス幅を厚く、ロットを細めを使います。
point
髪が硬く多く太い髪質
■パーマはロットの円周とスライス幅は調整してパーマをかける
■毛先だけをかける場合もスライス幅を厚く、ロットを細めを使います。
髪が細く多い髪質に対してのパーマ方法
欧米人のような髪質
外国人ほどではありませんが最近の日本人にも、
細くて多い髪質が増えてきました。
普通にスライスして求める質感に対してのロットを、
選定してもボリュームが出すぎることがあります。
カットで十分なソギで毛量を調整し、ロットを一段階太めを選択します。
また、髪が細いのですが量が多くタンパク質が豊富なために、
その分は結合がしっかりするので持続力が高まります。
point
髪が細く多い髪質に対しての髪質
■パーマのロットは太めでカットでソギを入れる。
■パーマはかかりずらいですが持続力がある
髪がストレートで弱いクセの髪質に対してのパーマ方法
クセ毛で見た目だけでは判断できない髪質
軟毛で毛が細い人もパーマがむずかしい髪質ですが、
ストレートでクセがある人も困難な髪質です
髪が細くストレートな人はロットが太くても、
パーマのリッチが細かく出てくることがあります。
こんな髪は生毛で撥水性で水分の含有量が多く、
薬剤に反応するので円周が大きくてもウェーブが細かくかかる場合があります。
このようなケースはスライスを厚く、ロッドを細めにすることによって、
大きなウェーブ感が出てきます。
髪質と髪の状態をみてロット・薬剤・スライス・テンションを調整しながらパーマが良いでしょう。
髪がストレートで弱いクセの髪質
■スライスを厚く、ロッドを細めにして調整する。
■薬剤やホット系など工夫してパーマの調整をする。
まとめ
美容の仕事はカットベースには変わりありませんが、
パーマも奥が深く薬剤や施術内容によって大きく結果も変わってきます。
個々の髪質に合わせ適切な仕事をすれば、
思ってもないようなヘアデザインが可能です。