ヘアカラーにおいて髪色とメラニンの関係

メラニン色素とヘアカラー用語

髪色は、毛髪中のメラニン色素の種類と量によって決まります。
ユウメラニン(真メラニン)フェメラニン(亜メラニン)があり。

日本人のメラニンはユウメラニンが多く、フェメラニンもいずれも少ない人が、
多く欧米人はメラニン量が少ない。

今日はよく使われるヘアカラー用語などまとめてみました。

メラニン色素とヘアカラー用語

目次

1.ユウメラニンの特長

2.フェメラニンの特長

3.アンダーレベルとアンダートーン

4.残留ティントとアンダーカラー

5.まとめ


ユウメラニンの特長


黒色ー褐色とレベルトーン

ユウメラニンは水には溶けない分子ですが、アルカリ強を溶解した場合は黄褐色の溶液となり、
日本人の髪をブリーチしていくと赤褐色からオレンジに進行します。

フェメラニンは色の色相として考え、
様々な色をブラウンとして表現します。

日本人のユウメラニンは少ないのですが、
フェメラニンの量は多いのでいわゆる”うすい”発色の色が出ないのはそのためです。

欧米人の場合はユウメラニンやフェメラニンが少ないために、
うすい発色が出やすくなります。

■ユウメラニン

●黒色ー赤色に発色は色の陰陽が可能
●トーンのアップダウンが可能

●ブラウンカラーから1-15のカラーのアップダウンが可能です。。


フェメラニンの特長


最後に残るメラニン

明度を決定する毛髪のメラニンは、フェメラニンを色相として、
トーンにより様々なブラウン(日本人)をつくることができます。

補色をプラスすることで幅が広い発色が可能です。

■フェメラニン

●赤色ー黄色はカラーチャート1-15まで明度調整が可能
●ハイトーン14(黄色)、8-10トーン(橙)、4-6(赤)

●ブラウンカラーから1-15のカラーの内で、色相と彩度が可能


アンダーレベルとアンダートーン


二つの意味をしっかり理解しましょう

アンダーレベルとアンダートーンのヘアカラー用語は、
内容を理解したうえで理解し色味を選択する必要があります。

■アンダーレベル

毛髪のメラニン色素がブリーチで脱色した明度のことを「アンダーレベル」
1-15までのカラーチャートと意味合いとして考えてください。

アンダーレベル画像

■アンダートーン

黒髪を脱色していくと、少しづつ毛髪のメラニンが分解されている時、
その各明度で残留している色素に見えるトーンレベルを「アンダートーン」といいます。

各メード黒髪からブリーチ毛までアンダートーンまであります。

*レベルやトーンの意味をしっかり理解して色味を選択します。


残留ティントとアンダーカラー


言葉の使い方と意味を理解

■残留ティント

毛髪に残っている染料を残留ティントといいます。

*前回染めた染料やセルフで染めた染料をいいます。

■アンダーカラー

残留ティントが残った状態で見える毛髪の色味をアンダーカラーの意味。

*毛髪に残留した染料

お互い意味が似通っていますので、
ポイントは残留ティントが前回の残った染料で、アンダーカラーは色味をいいます。

残留ティントとアンダーカラー画像

まとめ


ヘアカラー剤の染料を理解すると同時に、
アンダートーンの調整を知ることで、色味の出し方や出ないカラーもあることを理解しましょう。

また、ヘアカラーやヘアティントを理解することで、
より鮮やかな色のコントロールすることが可能になります。

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