梅雨時の効果的な縮毛矯正
毛髪診断を正しく行う
一般的には縮毛矯正は毛髪の見極めかスタートします。
波状毛・捻転毛・縮毛と三つのタイプに毛髪は大別されます。
見合った薬剤を視診し決定します。
目次
1.毛髪を見極め季節にあった施術法を選択
◎波状毛
◎捻転毛
◎縮毛
2.梅雨時期に効果的な縮毛矯正とは
3.まとめ
毛髪を見極め季節にあった施術法を選択
毛髪のタイプを見極める
波状毛・・・
大きめなカールが緩やかに形成がなされている毛髪です。
やわらかい毛質が特徴のひとつです。
捻転毛・・・
フェイスラインや生え際付近に細かめなウェーブを形成されている毛質。
薬剤において放置時間の軟化をおく必要があります。
縮毛・・・
細い毛髪が多く細かくギザギザしたような毛髪です。
途中で毛髪が切れてしまうことも多く、縮毛矯正には注意が必要です。
◎薬剤選び
ヤング世代も大人世代の人も縮毛矯正を施術を選択しますが、
ヤング世代な場合は毛髪のサイクルが定期的にありますが、
大人世代の場合は頭皮の下の真皮が薄くなっているので、
髪が細くなるので薬剤選びは慎重に行う必要があるようです。
■波状毛の薬剤選び
ヤング・・・
やわらかい髪質が多い「波状毛」は薬剤の強さや放置時間に気をつける必要があります。
一般的にはチオグリコール酸系の薬剤が多いですが、
このタイプの薬剤はクセをストレートにする強さがありますが、
細い毛髪ややわらかい毛髪ですと裂毛の原因にもなります。
システィン系は化粧品扱いの薬剤(低激)のわりに、
クセ毛も伸びるのでおすすめです。
大人世代・・・
大人世代は白髪染めやパーマなどをなさっている人も多く、
縮毛矯正の薬剤や施術には注意する必要があります。
波状毛ダメージ(パーマやカラー)をうけているのでなおさらです。
コスメ系やシス系の弱めの薬剤で施術を行いましょう。
■捻転毛
ヤング・・・
ウェーブが細かく均一にクセ毛としている捻転毛の場合は、
細かいウェーブのために強さもあり薬剤も強めをおすすめします。
縮毛矯正の場合はクセをストレートに伸ばすために施術しますので、
ソフトな薬剤は伸びが悪くおすすめできません。
しかも、弾力もあるので「チオグリコール酸」のタイプで、
軟化する時間を多めにし薬剤の浸透を図ります。
ヤング世代ですと毛髪のサイクルも早いので、
ダメージも少ないようです。
大人世代・・・
うねりがスパイラル状にうねりのようになっています。
毛髪の断面が楕円や扁平になっているためねじれが起こり、
髪の不均一になっています。
全体の毛髪に捻転毛のように毛髪になることはめずらしいですが、
大人世代の場合は老化や真皮が薄くなり、生え際やフェイスラインに広がることもあります。
このような場合はクセがストレートに伸びることはありませんので、
髪の状態と施術の放置時間を考え、慎重に施術をしましょう。
■縮毛
ヤング・・・
細かくきざまれたクセ毛をいいます。
毛質が断毛や裂毛をおこしやすいため薬剤の使用に注意しましょう。
ヤング世代の薬剤選定はPH値が低いタイプのコスメタイプや、
システィーンやチオグリーコール酸などのソフトタイプを使用します。
薬剤の量や放置時間に注意しておこないましょう。
大人世代・・・
パーマや白髪染めなどでダメージが気になる世代ですが、
ダメージ度合によっては縮毛矯正の施術を控えたほうが良いでしょう。
とくにロングヘアなどは既存部のダメージに致命的なプリペプチドの結合が切れて、
毛髪として再生できない状態になることもあります。
施術を希望する場合は髪の状態をみて縮毛矯正を行いましょう。
梅雨時期に効果的な縮毛矯正とは
梅雨時期に毛髪を診断
■毛髪のタイプにあった薬剤や施術を行います
太い硬い毛髪でクセのある人の処置・・・
キューティクルの枚数が6-7枚と多く、キューティクル内部の量(ケラチンタンパク)も多いので、
軟化の時間もかかりりかかり具合も悪くなる反面。持続力が良いようです。
縮毛矯正でのハードタイプに薬剤の量も多く塗布し、放置時間も長めに行います。
カットのソギは中間~毛先にしっかり行います。
表面はソギが多いと表面から毛髪が飛び出してくるので迎えめにします。
*チオグリコール酸・システィーン・システィアミンパーマの利用をおすすめします。
細いい軟毛の毛髪でクセのある人の処置・・・
キューティクルの枚数が2-3枚と少なく、キューティクル内部の量(ケラチンタンパク)も少ないので、
軟化の時間も早くなる反面。持続力が悪いようです。
薬剤はコスメタイプやソフトタイプを選択し、放置時間は短めに行います。
カットのソギは毛先中心に入れていきます。
根本まで入れても浅くソギを入れるようにし、ボリュームのある質感を出すようにしましょう。
*システィーン・システィアミンパーマの利用をおすすめします。
その他の毛髪のタイプにおいて撥水性や吸水性など、薬剤や放置時間やアイロン施術などの工夫が必要です。
クセの強いひとは「薬剤の放置タイム」「アイロンの施術」などが肝心です。
この施術に失敗すると毛髪の伸びが悪くなります。
まとめ
毛髪の視診・問診・触診によって毛髪のダメージや状態を見極めることが大切です。
クセ毛にお悩みだからといって無理に施術は避けるようにしましょう。