ブリーチととダブルヘアカラーの関係

ダメージした髪には法則がある

ダメージ毛の状態で染まらない・色がすぐ退色するなど、
クレームの多いダブルカラー。

「ダメージした髪には法則」があって普通にダブルカラーしても、
色持ちが悪いようです。

では、色持ちやカラーの色合いに染める仕方を考えてみます。

目次

1.ダメージの度合を見極めてから「ヘアカラー」の施術をする

2.ブリーチ毛のあとの色の組み合わせ方

3.ブリーチからの注意点

4.まとめ


ダメージの度合を見極めてから「ヘアカラー」の施術をする


ダブルヘアカラーと毛髪のタイプ

外人のような”うすい”色味は日本人の場合は、メラニン色素の関係があって1tdでは染まらず、
2tdにわけて色をのせていくダブルヘアカラーが一般的です。

日本人にも毛髪にメラニン色素にもタイプがあって、見極めができる能力が必要になってきます。
メラニンのタイプを見極めてヘアカラーの施術や薬剤の調合を提案します。

一般的にダブルヘアカラーはうすいいわゆる外人風な色合いを求めている人に施術。

硬い方・・染まりづらいためにブリーチ剤も多めに塗布します。
やわらかい人・・キューティクルの枚数がすくないので標準量でOKです。

セルフでカラーしている人・・ハイトーンで染めている場合やトーンが高い場合は、
一度のカラーで染まる場合があります。

毛髪の状態を見極めてカラー剤の種類を使用します。
メーカーによって鮮やかさや特徴があります。

ウエラの色の特長はデザイン重視で鮮やかさがあります。
ミルボンは日本人に合わせた色調のラインアップを備えています。

お客さまの色によってメーカーの映えるレシピをおすすめします。

ダブルヘアカラー画像

■メラニンと髪のタイプによっての施術法と注意点

●髪も硬くいわゆる健康毛のダブルヘアカラー

1td・ブリーチ剤を通常よりも多めで毛髪に塗布し薬剤の浸透を早める。
キューティクルが厚くコルテックス内に薬剤が入りにくく、色の脱色に時間がかかるために。

*ブリーチを2度-3度とブリーチするのはダメージをうけるので、
なるべく1度の施術が好ましい。

2td・・健康毛の人はブリーチ後にもオレンジがかったメラニンがのこるので、
プリーチを素早く多めに塗布します。

硬い人はブラウンやミルキー系を2tdの色を塗布することをおすすめします。
失敗も少なく色も出やすいからです。

●ダメージも進んででいるダブルヘアカラー

1td・・定期的にカラーをしている方の場合はブリーチも抜けやすく、
脱色もしやすいので薬剤は一般的な量をつかいます。

2td・・ブリーチは色も白とまでいかなくてもうすい黄色の毛髪まで脱色できます。
毛質にもよりますが希望の色がでやすい状態にあります。

ミルキー・ブルー・アッシュ・ブラウンと外人のような色が可能です。
グレジューなど色も映える毛髪です。

*毛髪が太くて硬い人一部の方はアッシュなどの色合いはでないようです。

ヘアサロンウェーブ「After」

ヘアサロンウェーブ「After」画像

●ダメージ度強いダブルヘアカラー

1sd・・ブリーチやセルフのカラー剤でキューティクルなどが損傷している毛髪のかたは、
髪の状態や求める色合いなどで、この時点でヘアカラーはなさらないほうが良いでしょう。

ただし、ご自分でブリーチしている場合は1sdをなさらなくても、
一度のカラーで外人のような髪色が可能になります。

2td・・ブリーチと黒染めを繰り返している様なダメージ毛などは、
メラニンに色が混ざった状態のためダブルカラーはむいていません。

セルフでブリーチをしている方は脱色をしているので、
1sdで希望の外人風の薄い色合いが可能になります。

ヘアサロンウェーブのお客さまでご自分でブリーチを行い、
グレジューに施術した画像がございます。

After&hair color before hair color

セルフでヘアカラー「before」

ダブルカラー画像

ヘアサロンウェーブ「After」

グレジュー画像

ブリーチ毛のあとの色の組み合わせ方


色々試せるヘアカラー

ブリーチは髪にダメージを負うことを除いては、普段できないような鮮明度が明るいカラーを楽しめます。
原色系のピンクやオレンジなどブリーチしないと映えないカラーなど、
より個性を持たせおしゃれを楽しめます。

ブラウン・・・フェミニンな雰囲気とやわらかい質感がでてきます。
10トーン以上はうすいブラウンが透明感を演出します。

ヘアカラー画像

ミルキー・・・トーンの高さが12トーン以上は淡いピンクが透明感がプラス。
肌が白い人にはピッタリです。

ピンクヘアカラー画像

グレジュー・・・ロングからショートまで日本人にあうグレーは個性感がアップ。
うすいグレーはブリーチの高さがあっての色合いです。

ブリーチ毛画像

ブリーチからの注意点


正しい認識と理論

ヘアサロンウェーブの「ダブルヘアカラーの常識・非常識」で詳しく説明しています。
一文を繰り返して読むと理解が深まります。

ヘアカラー施術画像

■正しいブリーチ

日本人のヘアカラーは明るいヘアカラーをする場合は、
脱色(ブリーチ)の正しい施術がベースとなり重要なカギとなります。

よく美容室でブリーチのダブルやトリプルをしないと、
下地のベースか希望の色は染まりませんよ!

『そんなことはありません』ブリーチは1回で十分に染まります。
2度-3度のブリーチは髪を傷めムラになり、髪に良いことはありません。

美容師さんの統計で47%の美容師さんが、回数を重ねることが正しいと思っています。
ブリーチは素早く・ムラなく染めることが大原則です。

■何度も繰り返すことでダメージが蓄積ムラになることも

よりメラニンをなくし白に近い髪の状態にするのは理解できます。
色をのせた時にキレイな発色がでやすいからです。

問題は傷みとムラになることで均一に染まらなくなる点です。
ブリーチ剤を多く使用し脱色の質を高めるようにしましょう。


まとめ


基礎が理解してはじめて行えるダブルカラーは、
経験があって色のレシピを理解しはじめて納得いく施術ができるようになります。

例:ブリーチの悪いパターン

ブリーチした後の退色が激しいので、退色を防ぐために2tdは6トーンくらいのカラー剤を使いましょう。
トーンが12トーンあればそれだけ2tdに塗布する色は浅くなって、
すぐに退色してお客さまからのクレームなってしまいます。

ブリーチととダブルヘアカラーの関係はヘアカラーの応用編みたいなものです。
ヘアカラーの理論をりかいし薬剤と髪の状態を見計いましょう。

流山市にある美容室ヘアサロンウェーブは、
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