ヘアカラーの色彩学と分類
ヘアカラー理論によってベースが成り立つ
ヘアカラーはメラニン色素をベースに明るさや色合いを調整する。
「アンダーレベル」「アンダートーン」という基準で表現します。
その中には「ブラウンコントロール」「アンダーコントロール」「トーンコントロール」
などコントロールが必要になります。
その色を指標(ものさし)として「色相」「明度」「彩度」の軸があり、
これらを色の三原則といいます。
ヘアカラーは理論がベースにあらゆるパターンで使いこなすようになっています。
目次
1.ヘアカラーのコントロール
2.色彩学「色の三原色」
3.ヘアカラー剤の分類
4.まとめ
ヘアカラーのコントロール
望み通リのヘアカラーを提案
髪色とメラニン色素を見極めてレベルやトーンの関係を分析して、
お客さまの髪色に合うカラー剤や施術法を行い希望のヘアカラーを提案します。
○ブラウンコントロール
ブラウンのカラーのコントロールとは、明度の調整を行うこと。
日本人に多いブラウンのトーンコントロールです。
明るい色に対してトーンダウンして色をミックスすることはブラウンコントロールする。
○アンダーコントロール
アンダートーン・・・ブリーチした明度のトーンレベルをいいます。
アンダーコントロールは鮮やかさなどの色味を調整することアンダートーンの調整を行う。
明るい色に対して行うカラープライミングなどのコントロールはアンダーコントロールを指します。
カラープライミング・・・
基本的に 高明度の髪をトーンダウンする場合に、失われたアンダートーンを補い、
希望色をより 近づける施術をいいます。
○トーンコントロール
トーンコントロールは毛先の退色などのティントの調整を行います。
明度などのトーン調整や、彩度や色合いなどの調整。
色を濃くしたり、濁らせ、くすみ感をだしたり、
彩度を高めてコントロールします。
ブラウンコントロールはヘアカラーマイスターにて勉強したもをプラスしてみました。
色彩学「色の三原色」
色相・明度・彩度のカラー
○色相
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赤・青・黄色などと表現される3色
○明度
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色の持つ明るさ・暗さを(トーンレベルの調整)明度といいます。
○彩度
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色の持つ鮮やかさ・くすみ度合いを
彩度といいます。ヘアカラーのバランスを組み合わせます。
第二色原色
三原色の色を混ぜてできる色で、オレンジ・グリーン・パープル(セカンダリーカラー)。
中間色
三原色・第二色原色を混ぜたできる色を中間色といいます。
色を混ぜて合わせることでできる色ということ。
日本人の髪質にツヤや彩度が表現しやすく、白髪染めからおしゃれ染めまで幅広く作られています。
大手メーカーなどはこの色を中心に考えてメニュー色を開発します。
一般的に寒色系クール系、暖色系がウォーム系と大別されています。
補色
色の三原色の反対または対角線上の色同士を補色といいます。
補色の色同士を混ぜると無彩色(グレー・黒)になります。
この特長を活かして赤味や黄色味を迎えたりします。
ヘアカラー剤の分類
ヘアカラーの種類
アレルギー体質の人にむいている酸性染料や、
一般的に使用されている酸化染料などの種類があります。
1.1時染毛料
毛髪に色素を付着させて一時的な色味を表現する染毛料です。
カラースプレーやカラーマスカラなどの表面に付着させていきます。
化学的な結合が発生しないためにシャンプー剤やクレンジング剤と落とせます。
持続期間は3~4週間
2.半永久染毛料
毛髪イオン性(PHによって毛髪の電荷状態が変化)を利用して染毛する染毛料です。
おもにマニキュアなどのタイプ。
イオン結合を利用して作られ、染毛料は鮮やかな色調で鮮明な色を表現します。
3.永久染毛料
ヘアサロンで一番多く使用されているヘアカラー剤です。
酸化染料は髪の内部に浸透されるため、色持ちがよく、日本人の髪質にはくすみ感のある発色に染まります。
脱色効果があるためダメージをともなうためにヘアケアが大切です。
アレルギー反応はパッチテストを行いアレルギー発症を検査します。
持続期間は1~2か月
*金属性のタイプの酸化染料はパーマがかかりずらく、ヘアカラーは染まりずらくなります。
まとめ
ヘアカラーは感覚や色とのちがいで判断する「見て覚える形式」は、
古い指導方法でいまはしっかりとした理論に元づいたヘアカラー施術が必要です。
ヘアカラーの呼び名「セカンダリーカラー」「カラープライミング」など、
聞いたことのない言葉が多数でてくるのでよく理解しましょう。
流山市美容室ヘアサロンウェーブは、
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