美容室でかけるパーマネントの種類
還元剤からアルカリ剤まで幅広く
還元剤とはシスチン結合を切断し酸化させカール感を保たれます。
アルカリ剤とは毛髪を軟化、膨潤して還元剤の働きを促進します。
一般的にパーマネントをかける場合は還元作用を行い、
カールやパーマネントをかけていきます。
アルカリ剤は還元剤をミックスしてパーマを施します。
それではパーマの種類を考えていきましょう。
目次
1.チオグリコール酸系
2.システィン系
3.システアミン系
4.サルファイト系
5.チオグリコール酸グリセリン
6.他のパーマ用剤
7.まとめ
チオグリコール酸系
最もポピュラーな還元剤
メーカーから一番使われている還元剤。
毛髪の全てに使える医薬部外品です。
(カーリング剤)2.0%未満まで配合可能
●適している毛髪
1.硬毛で太い人に適しています。
2.パーマのとれやすい人
3.強くかけたい人
向いていない毛髪はヘアカラーや縮毛矯正など損傷毛などは、
ダメージ力が強く毛先がチリチリになることがあります。
このような場合は水巻きやロッドの太さで調整します。
システイン系
やわらかめなパーマ剤
アミノ酸から出来ているため髪にはマイルドな仕上がり。
医薬部外品でアルカリ剤などの配合は可能な還元剤。
(カーリング剤)2.0%未満まで配合可能
●適している毛髪
1.ヘアカラーや縮毛矯正などで傷んだ髪質
2.弱めのカール力が希望の人
コスメパーマがでる前までは主役の還元剤だったシスティンですが、
毛髪の太さや弾力性にかかわらず弱めの人に向いている還元剤。
システアミン系
化粧品扱いの還元剤
低ペーハーのわりにチオグリコール酸と同等にかかる還元剤です。
ニオイがあるので中間リンスや分解する用剤を使用する。
2剤をしっかり塗布することで低減できる。
●適している毛髪
1.ほぼ全ての毛髪に使用可能ですが、損傷毛などには過剰な反応があって、
かかりすぎるきらいがあります。
2.美容室での出荷量がチオグリコール酸を追い越す勢いで伸びている。
サルファイト系
パーマ剤いがいにも使用される
シスチン結合持たない還元剤です。髪にやさしい刺激で褐色も少ない。
目薬やワインの酸化防止剤にも使われ皮膚や身体の影響が少ない。
パーマ剤としても安定性が高い。
●適している毛髪
1.ナチュラルなパーマを希望する人
2.クセ程度なカール感をほしい人
チオグリコール酸グリセリン
縮毛矯正などに最近よく使用される薬剤
すとかる(ストレート&パーマ)や縮毛矯正など酸性パーマとして使われています。
用事製剤として使われることが多く、中性から酸性で使用される。
1.酸性縮毛矯正としてGMTとしてよばれています。
2.カール力が高く縮毛矯正とカール剤として使われています。
他のパーマ用剤
主力還元剤いがいの他のタイプ
■ラクトンチオール
非常に強い酸性臭がある。酸性領域でアルカリなみにパーマもかかります。
用剤内には親水性や親油性の部分を持ち、水溶性にするとすぐに分解するため、
使用時に用剤を混ぜて混合します。
ハイダメージしたヘアカラーなどと相性がよい還元剤です。
■グア二ルシステイン
システインの構造を分子の中にもつ還元剤。
チオグリコール酸とシステインとの中間に位置する。
グア二ルシステインはシスティンの働きを保護する役割があり、
欠損した結合部分に吸着し、結合の補強するなどの毛髪の傷みを防ぎます。
まとめ
最新のパーマ剤は厚生省の薬剤の法律的な決定により、
新しいパーマ剤もしくは毛髪のダメージとカールをキレイにする前処理などが発売されています。
美容師であれば新商品のパーマの扱いかたや知識の情報として、
参考になればとアップしました。
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ブログで美容情報を更新しています。