メラニン色素とアンダートーン

ヘアカラーの基本知識

美容師のヘアカラーの専門性を磨くことで、
幅広いヘアカラーのテクニックが高められます。

ヘアカラー剤の種類の特性や使い方など、
基礎力であるヘアカラーと毛髪を学んでいきましょう。

メラニン色素とアンダートーン画像

メラニン色素はコーヒ豆のようなカタチ

目次

1.ユウメラニンとフェオメラニン

2.活性炭素とメラニン色素

3.明度とユーメラニン&フェオメラニン

4.まとめ


ユウメラニンとフェオメラニン


毛髪内部から活性炭素を発生させて髪を明るくする理由。
毛髪の構造と髪の内部にある「ユウメラニン」と「フェオメラニン」の働きが、
髪を明るくするためのキーポイントになってきます。

黒色ー黒褐色の色をしたユウメラニン(真メラニン)と、
赤色ー黄色のフェオメラニン(亜メラニン)が毛髪のトーンを形成します。

トーンレベルのアップダウンやブラウンのコントロールするユウメラニン。
彩度を表現するフェオメラニンとなります。

一般的には東洋人などはユウメラニンが多いため、
光を吸収し黒く見えるのです。

ヘアカラー画像

活性炭素とメラニン色素


毛髪内部に発生させて活性炭素はメラニン色素を分解していきます。
ユーメラニンは活性炭素に弱く少しずつ壊されていきます。

メラニンが詰まって黒く見ていた髪が少しずつ明るくなってきます。
そのときに、残っていたしだいに黒褐色に浮かび出してきます。

その後フェオメラニンの色味であるオレンジイエロー(赤・黄色)系の色味が現れます。
彩度の色味はおもにフェオメラニンが表現します。

フェオメラニンは活性炭素に強く分解を受けにくいといわれています。
欧米人など白人などの濃度が6%までとちがい、

その上の濃度が認めらているのはそんな理由があるようです。

活性炭素とメラニン色素画像

明度とユーメラニン


明度とメラニンのレベルトーンの関係は、
ユーメラニンは活性炭素に弱いので1Lアップするためには、

分解されやすくパワーをあまり必要としません。
フェオメラニンが多い毛髪の場合は、
ユーメラニンが少ないため明度を1レベルをあげるためにかなりの活性炭素が必要です。

フェオメラニンが多く含まれている。
例:バージンヘアなどは3レベル上げるヘアカラー剤を使用しても、
8➝11にならないのはそんな理由があるからです。

明度とユーメラニン画像

まとめ


ヘアカラーの薬剤やテクニックは理論を正しく理解することで、
希望の発色などが実現できます。

近年は質を高めるお客さまが増えつつあるのが現状です。
ヘアカラーの理論を理解することで施術を行うことが必要です。

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