パーマにおける中間リンスの重要性

パーマのかかかり具合の安定は?

長く美容に携わっていてもパーマが不安定なことがありますが、
これにはわけがあってパーマの理論を把握していないことが原因です。

カットやヘアカラーはサロンによって大きな差がなくなっていますが、
パーマについては美容室によってまだ大きな差があるようです。

パーマのダメージを迎えながらキレイにカール&ウェーブだできる方法を考えてみます。

目次

1.中間水洗による目的
■中間水洗を行う理由
■薬剤での過剰反応や過剰処理「ランチニオン」

2.ラミダスカールを使用することで中間水洗の意味が解決できる

3.まとめ


中間水洗による目的


1剤の還元は中間リンス(流し)を入れないことで、
かかりすぎやパーマのウェーブの持続性を防ぐことができます。

サロンワークではついつい工程作業が増えることで、中間リンスをしないことが多い。
原因は混合ジィスフィルドです。

「混合ジィスフィルド」

毛髪の-shとチオグリコール酸が結合して混合ジィスフィルドをつくっています。
チオグリコール酸と還元され-shとなります。

ただし、還元の途中で混合ジィスフィルドが残ると、
パーマの強度や低下につながります。

中間水洗を行う理由

1.還元剤除去の軟化・還元をストップ
2.アルカリ除去によるダメージを迎える
3.混合ジィスフィルドが残留する
4.パーマの安定
5.アルカリ臭の除去

パーマの仕組みを理解し中間リンスの重要性をを行うことで、
持続力があり弾力のあるふんわりとしたパーマが実現します。

ほとんどの美容室は中間リンスをしないことが多いので、
パーマがかかりやすい方はとれるし、弱めが希望の方でも強度が失われ、

持続力が低下します。

■薬剤での過剰反応や過剰処理「ランチニオン」

ランチニオンとは異常反応でつくられたS-Sが生成すること。
アルカリ剤での過剰処理や過剰還元によってシスチン結合が減ってしまい、

毛髪の強度や弾力を失うことです。
それによってパーマの持続性はもちろん、パーマのかかりが悪くなります。

パーマ施術 画像
■削ぎの使い分け
パーマにおいて大切な要素としては、正確なカットと質感調整にある。
一般的にパーマにおける削ぎは、中間毛に多く、毛先は先細にカール&ウェーブが出やすい状態に削ぎを入れ、
シルエットバランスなどにより、レイヤー気味の削ぎと、グラデーションにあった削ぎをいれ「質感調整」を行います。
 
そのためにはハサミの削ぎハサミもただ削ぐタイプや、削ぎと質感調整するタイプを使い分け、
今っぽいカール&ウェーブのヘアスタイルを完成させる。

ラミダスカールを使用することで中間水洗の意味が解決できる


プレックスタイプであるマレイン酸とレブリン酸後に中間水洗を行う

中間水洗を行う一番の訳はバファー効果があります。還元剤の作用をとめことですが、
中間水洗を行う前にマレイン酸とレブリン酸(中間処理剤)を行う、クチクラ「ラミダスカール」があります。

マレイン酸は酸熱トリートメントのプレックスタイプですが、この成分は抜群と髪を強固にすることです。
レブリン酸は結合水を復活させ、髪の保湿力を高めることです。

プレックスタイプで代表的なのはオラブレックス(ジ・マレイン酸)ですが、
クチクラさんの商品は中間処理剤として、マレイン酸とレブリン酸を希釈し使用しています。

ラミダスカールの施術手順と中間処理剤~中間水洗を行うことで、
毛髪の栄養と均一なカールともちと、髪にしなやかな質感が得られます。

リンクしていますのでぜひご覧ください。還元剤もチオグリコール酸(1%)とシステアミン(2%)を使い、
中間処理剤と最後に酸化剤のラミダスカールを発売しています。

前処理や後処理から、酸熱トリートメントも商品などプロが扱う商材があります。
とても使いやすく失敗も少なく、早くカールもかかりもちのよいカーリング剤です。

クチクラHPはこちら⇒


まとめ


施術してみて中間水洗の重要性を使ってみて実感します。
パーマのとれすい人やパーマがすぐとれてしまう方や、

バージンヘアなどパーマがキレイにかからない人など、
中間水洗することによって弾力のあるキレイなウェーブが可能になります。

流山市にあるヘアサロンウェーブは、
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