パーマと薬剤の巻き方についての注意点
ケミカル(薬剤)とワインディング技術
薬剤もロッドも正確に施術を行ったのに結果が・・・
理由は毛髪診断やロッドの巻き方に問題があります。
パーマが正確にできない理由を何点か考えてみましょう。
目次
1.毛髪診断を適切に行う
2.薬剤処理がポイントになります(中間リンスが大切)
4.まとめ
毛髪診断を適切に行う
テンションは毛髪を読みながら
【毛髪によるパーマの注意点】
●硬毛はパーマがかかりずらくかかるととれずらい、
軟毛はかかりやすいがパーマがすぐとれる。
他にはかける部位などによってもかかり具合が異なり、
一般的に耳の後の部位などは、毛量が多くかかり具合が悪いので、
テンションなどはすこし入れて巻いていきます。
●髪の細いは特に気をつけなければいけないのが、
顔回りやつむじ周辺などはロッドの後がつけやすく「クレパス」で髪が割れる現象が起こります。
前からみてロッドの境目に髪の流れが割れる現象がおこります。
*最近の薬剤はテンションを入れずにまいても十分かかります。
柔らかい髪質の方はノンテンションが基本です。
●縮毛や黒染めなど深刻な毛髪の状態の時のホット系パーマは、
加熱など行った場合など強烈なかかりチリチリな髪の状態になります。
こうなった場合はカットしないと再生が不可能になります。
【ヘアデザインの角度設定】
●薬剤・ロッド・テンション・毛髪診断が正確に行っても、
ヘアデザインの角度設定が誤った場合はパーマは失敗します。
特にフロントの毛の生え際やもみあげ付近など、
角度を上げてロッドを巻いた場合はヘアデザイン通リのスタイルが作れません。
髪がやわらかい軟毛などは手入れがしずらくなって、
かえって失敗したパーマになって信頼を失います。
パーマで重要なのは毛髪診断・ロッド選定・テンション(力の入れ具合)・角度の4つになります。
あとは、美容師の身体のコンデションとなります。
最後のコンデションは美容師の自覚になりますが・・・
薬剤処理がポイントになります(中間リンスが大切)
パーマのクリープ処理を理解できていれば、
パーマの知識は完璧ですあとは1で勉強したパーマの知識が必要になってきます。
ここでは下処理のケラチン・コラーゲンもクリープと組み合わせています。
【クリープパーマの手順】
1.髪の栄養と不純物の除去・・ケラチンとコラーゲンの塗布シリコン除去。
2.髪の不必要なものを除去し髪をピュアな状態にします。
それによってパーマの浸透をよくし、結果弾力のあるパーマを形成します。
3.①剤塗布後に軟化(パーマがかかる基準)が7-8割に達したら中間リンス。
遠赤外やドライヤーで温熱効果しゆわゆる(ぬめり)クリープ効果。
4.ある程度乾かししてから中和します。
この時は状況によって遠赤外線で温熱することもあります。
■毛髪内のシスチンの還元作用の一剤処理と二剤の酸化作用によってパーマの原理ですが、
この施術作業をゆっくりと強固に結合することを「クリープ」といいます。
カールに弾力があり持続性がアップします。
パーマ施術のクリープを理解していれば技術的に失敗をすることが少なくなります。
まとめ
パーマと薬剤の巻き方についての注意点については美容室の知識や努力にかかってきます。
勉強会やパーマ本など知識を身に着けることが重要です。
流山市にあるヘアサロンウェーブは、
ブログで美容情報を更新しています。