カットを活かしたパーマ剤とロッドの関係
パーマは時代とともに変化
パーマは時代とともにカットをベースとした、
パーマの薬剤やロッドの巻き方により大きく変化。
カットも削ぎが大きくパーマの表現力が左右しますし、
ロッドの巻き方も同様です。
カット・パーマ・薬剤について関連性を考えてみます。
目次
1.カット削ぎがパーマを左右する
2.毛髪診断による薬剤選択
3.ロッド巻きによる変化で印象が変化
4.まとめ
カット削ぎがパーマを左右する
削ぎのハサミのパーセントでも変化
パーマは「削ぎで決まる」といってもいいでしょうね、
日本人の髪質は太い方が多く地毛のままで巻いても広がるパーマになあります。
パーマをかけても手入れがしずらくなってしまい、
削ぎを入れないカットは、パーマが弱すぎたり、かかりすぎることがあります。
ボリュームを迎えるために中間から毛先に細くなるよう隙ハサミを入れ、
カールを美しく表現できるようになります。
毛髪診断による薬剤選択
カーリング剤が主体のパーマ剤
いまの主流のパーマ剤は「化粧品扱いの薬剤」と言われています。
原因はヘアカラーやパーマなどで髪がダメージをおっているからです。
キューティクルが裂けていたり破れていたりして、
パーマもいままでのチオグリコール酸やシスティンではダメージを迎えられるからです。
カーリング剤はチオグリコール酸やシスティンが(混合した場合)7%以下であれば、
化粧品扱いの薬剤として使用できるからです。
最近多いのはシスティンやチオグリセリンなどを使ったパーマ剤が多く、
このタイプはいままでの医薬部外品のパーマ剤と遜色なくかかり、
ダメージレス(傷みを迎える)も効果的な薬剤だからです。
髪の硬く太い方は・・・システィン系のカーリング剤 メーカー名(アリミノ)
髪が傷んでいて細い方は・・・チオグリセリンなどを入れたカーリング剤 メーカー名(ルベル)
などありますので毛髪によって選択してみましょう。
ロッド巻きによる表現力がアップ
根本巻き・中間巻き・毛先巻き
■根本巻きの特長
毛先から根本まで巻くことによりリッジ感と束感が出てきます。
重心も高くワイド感があります。
*根本から毛先まで巻いていくので根本付近からボリュームが出てきます。
〇根本巻きが合っている髪質
髪にダメージをある方、髪が細くボリュームがほしい方、
カール感よりもリッジ感がほしい方。
根本巻きにひねりを入れるとリッジ感が強調されます。
■毛先巻きの特長
消防署のホースの理論で毛先はウェーブ感は強くでてきます。
毛先から根本まで巻いたためロッド径が太くなります。
根元にいくのほどリッチ感は弱まり、1本の毛束に強弱がつき、
ボリュームが迎えられ重心が低くなります。
〇毛先巻きが合っている髪質
硬毛でハリのある方、バージンヘアの方、
ハードなパーマがほしい方などおもに毛先にウェーブ感がほしい方に向いています。
一般的なサポートパーマの巻き方です
*最近はサポート巻きよりも、根本巻きや中間巻きが多いようです。
ウェーブ感よりもリッジ感を望む方が多いからです。
まとめ
カットを活かしたパーマ剤とロッドの関係いがいには、
巻く方向性・位置・スライスにテンションなどがあります。
総合的に正しい施術をすることで美しいパーマが可能です。