武田敦パーマの毛髪診断と薬剤知識(ライブセミナー)
「アタマの中のウエーブデザインをカタチ化する〜パーマの毛髪診断と薬剤知識}
1月31日(火曜日)しんびようスタジオにブレスの武田敦さんのセミナーに行ってきました。
前半は毛髪診断にベースに薬剤を選定する説明と、後半は施術と仕上げの展示でした。
可愛いヘアデザインのパーマヘアをテーマに、カールヘア&ウェーブヘアを2点展示し、
パーマ施術が印象的なライブセミナーでした。
目次
1.毛髪診断と薬剤選定
2.カタチをベースにロッド巻きから表現を与える
3.ライブセミナーの感想
毛髪診断と薬剤選定
武田敦さんSSA(毛髪と薬剤を研究している美容団体)で勉強に基づく、
毛髪診断や薬剤選定を前半に説明。
内容についてはヘアケアマイスターなどと同じ解釈で、
ドライ毛・ウエット毛による問診・視診・触診による薬剤選定などです。
当日のモデルさんは普通毛(やや細く吸水性)と硬毛(太く撥水性)の2パターンで、
薬剤は新商品のアリミノプリズムプラスを使用して施術。
いずれもシステアミンベースに、2%の濃度のチオグリコール酸+システィンに、
アリミノのカーリング剤を使用し普通毛はソフトタイプで硬毛はハードタイプを使用。
前処理は普通毛タイプには毛先にケラチンを補給し、硬い毛には下処理は行っていません。
ケースバイケースで毛髪の状態によって行うそうです。
薬剤のポイント
1.オーバセクションとアンダーセクションのロッドダメージ度合によって薬剤を選択
2.中間リンス剤によってパーマの持続性を高める
3.システアミンベースにチオグリコール酸+システィンをプラスした、アリミノ「プリズムプラスを使用」
4.前処理や後処理はケースバイケースによって使用します
カタチをベースにロッド巻から表現を与える
髪の重さや軽さのウエイトがポイントになります
カタチイコールカットがベースになりますが、
今回は可愛いデザインのスタイルで、顔回りにポイントを持たせたヘアデザインです。
顔の輪郭によってシャギー感をだして若々しいカットに、
ロッドは太とめを使用しハーフカールが今風ですね!
■カールヘアスタイル(普通毛)の薬剤とロッド
普通毛は20ミリベースに髪質の状態で調整します
薬剤やロッドの太さを調整しオーバセクション部分は、
ヘアカラーやドライヤーの熱によって傷みがあるので太めの23ミリを使用します。
新生毛のアンダーセクションは17ミリ~20ミリを使用し、
アンダーセクションやオーバセクションなど毛髪の状態によって選択しましょう。
回転数は3回転以内でカール感を出し、
普通毛のモデルさんはサポート巻きでカール感を表現しています。
【ビフォー画像】
【ワインディング画像】
【アフター画像】
■ウェーブヘアスタイル(硬毛)の薬剤とロッド
硬毛も普通毛と同様に20ミリベースにロッドを選択し、
オーバセクションもダメージがあるので、ロッドは23ミリに薬剤はソフトを使用し、
アンダーセクションは15ミリ~17ミリを使用します。
ロッド巻はスパイラルで巻きで3回転くらい巻いていき、
顔回りは23ミリで太いロッドを選択します。
ポイントとしてフェイスラインの質感のかかる部分を計算し、
手入れのしやすい似合うヘアデザインを作る。
【ビフォー画像】
【ワインディング画像】
【アフター画像】
施術のポイント
1.シェーピングやスライス幅を調整する(角度や方向性など)
2.フェイスラインは大きめのロッドで巻く
3.20ミリロッドでベースに巻いていく
4.毛髪にはしっかり水分を与えワインディングする
5.カットウエイトポイントを頭のどこにするか
ライブセミナーの感想
パーマ剤について知識がしっかりしている方なので、
今回の「パーマ」セミナーは良かったと思います。
ライブの説明中に武田敦さんが1年間を「毛髪診断と薬剤知識」について、
SSAの中心メンバー(有本直幸)さんのところで勉強なさったそうです。
個人的ですがshimaライン(ミンクスも同じ解釈)の方はパーマやヘアカラーは上手ですね。
パーマの施術で20ミリ前後のロッドで、
巻いたような質感を見事に表現します。
巻く時のシェービングやスライス幅で、質感表現が勉強になりました。
身近で見られたところではワインディング時に水スプレーで、
「水をしっかり浸透させ」可愛いカールを作り出していました。
放置タイムも普通毛は5分に、硬毛は7分と、
軟毛で大きいウェーブが出ていましたね!
いずれにしても時代はパーマですね大競争時代に突入し、
コンビニエンスストアの4倍の数が美容室の件数と言われています。
そんな時代にあってしんびようさんの「ライブセミナー」は、
タイムリーで貴重な場を提供して頂いて感謝しています。