パーマがかからない理由と対処方法
健康毛・スーパーダメージ毛はパーマがかからない
A.見た目で判断できない問診・視診・触診.B.キューティクルのタンパク質の欠如
数年前にパーマがキレイにかかっていたのに、ヘアカラーやパーマが思ってように染まらない。
プロである美容師でも瞬時に原因が突き止められない場合もあり、素人の人ではもっとわかりません。そんな例をあげて原因を探ってみましょう。
見た目で判断できない問診・視診・触診
普通は髪が細かったりダメージがある場合かかりやすいことが、一般的ですが髪を触れて診断した場合など、髪がざらざらしていたり、キューティクルが引っ掛かるような場合は、
パーマのかかりが悪いことがあります。ざらざらしている場合は軟毛で髪の内部のタンパク質が不足していることが原因で、薬剤の作用が悪くなってきます。
対処方は髪のダメージを軽減できるコスメタイプの薬剤を、遠赤外線やスチームなどで温め還元作用を高めます。
キューティクルが引っ掛かる場合は、毛髪が裂けて状態で中のタンパク質が流出していることが考えられます。
対処方は内部物質のケラチンやタンパク質を補給し、内部の栄養分を補給します。髪の内部を補修することで薬剤の作用がスムーズです。
キューティクルのタンパク質の欠如
数年前にはキレイにかかったホット系パーマも、髪の状態によってパーマがかからない場合があります。
いまブログで書いた髪内部のタンパク質の流失が原因の1つですが、その他には金属性のヘナや髪に付いたスタイリング剤が影響することもあります。
金属性の入ったものとしてオハグロなどが代表的ですが、現在は市販でもほとんどみかけませんが、ヘナのような場合は
メーカが安いコストを理由に金属性タイプの染料を使うことがあります。
対処方はシャンプー剤などでしっかり洗い流し、スチームなどで温め還元作用を高め、パーマのロッドを細目を選択しテンションをストレスのない程度にテンションを入れます。
注意しなければいけないことは、トリートメント剤など塗布してパーマはかけないでください。
※金属性タイプはオハグロなどよく使われることがありましたが、現在はほとんど市販でも販売されていません。金属性のタイプはパーマなど薬剤をはじく特性あり、還元剤が髪に浸透がしずらくなります。