ロッド巻き「流し巻きの技術」大人世代

大人世代のショートヘアは強めの流し巻きがベスト

1.50代からの流し巻きの使い方

若い世代のショートヘアと50代以上ショートヘアは年代により変化します。
若い世代のパーマは弱めにかけるのが一般的ですが、
50代からの持続性を好まれる方も多く強めにパーマをかける。

これは、大人世代にかけて毛質が変化したことが原因です。
女性は35歳から白髪がふえてパーマもかかりずらくとれやすい要因もあり、
50代以上になると白髪量も増えてきます。
※白髪が増えることで毛髪内に脂質成分が多くなりかかりずらくなる。

60代以上になるとより白髪が多くなってとれやすい原因に、
パーマ剤とロッドの太さを調整します。

大人世代の方が多くは強くかけるパターンが多いですが、
ダメージがある方や、軟毛・細毛の方はサポート巻きで太目のパーマをおすすめします。

1.50代からの流し巻きの使い方

時代の変化とともに若い世代と大人世代のヘアデザインのちがいは少ないですが、
毛髪変化によって量感や質感を表現する大人世代のキーポイントです。
若いころは弾力性がありパーマが弱めでも持続生が高いですが、

大人世代になると髪のハリコシが衰えてくるので、
弾力をだすようなヘアデザインの場合は強めにかけることも多い。
とくにショートヘアはボリュームがあることで若々しさが強調されます。

●「流し巻き」の技法
流し巻きとは、二等辺三角形に毛束を集め、毛先を15°度ずらして根本から毛先まで均一にかける技法です。
パーマやカラーで傷んだ部分は、毛先を流すことと。二等辺三角形に毛束を集めることで、
根本から毛先まで均一にパーマがかかる。
※直毛やバージンヘア流すとかかりません。(流し巻きは注意)

●「流し巻き」の原理
消防署のホースを想像してください。先に巻かれたホースは円周率が高く、後に巻かれた円周率は大きい、
これは円周率のちがいによるものです。
均一にパーマをかけるために15°度ずらすことで均一の円周率が得られます。

●「流し巻き」を使う意味
パーマやヘアカラーで髪が傷んだいる人が多く、
バージンヘアのように均一にパーマがかからない事が要因。15°度毛先を流すことで均一にパーマがかかるため。
新生毛は傷みはなく既存毛はダメージがあるため毛先を流すことでチリチリを防ぎます。

また、毛先を流すのは二等辺三角形に毛束を集めかかり過ぎを防ぎ、
パーマやヘアカラーで傷んだ部分を流すことで均一にかかるからです。
大人世代の方だけではなく若い傷んだ方にも効果的な技法です。