ヘアカラーの既存毛は暗く発色する
ボブの長さでも既存毛にはクリア剤やトリートメントを塗布
1.肩につくボブを均一に染める
ロングヘアの場合は既存毛は暗くなる現象がありますが、
肩につくボブの長さでも既存毛は暗くなってきます。
色が沈んで暗い状態へと変化するので、ヘアカラーの調合のバランスを考える必要があります。
色が白く目の色がブラウン色の場合は、色が入りやすいのですが毛先の退色が落ちない場合があったり、
過酸化水素水の濃度が低くい場合は均一に染まらないことがあります。これは、
ヘアカラーを繰り返しために毛先の既存部は退色して、毛髪内のタンパク質が流れでてヘアカラー剤がうまく作用されません。
お客さまがご自分でクルクルドライなどの熱によって、サイドの中間部などが熱による退色によって明るく出てくる場合がありますが、
こういった場合その中間部にクリア剤やトリートメントをつけてるよりも、
暗いヘアカラー剤を混ぜることで色も落ち着きます。
既存部であっても熱によるものか薬剤の過多によるものかを見極める必要があります。
カウンセリングの段階で見極めて薬剤の調合を作ることが大切です。
一般的に既存毛の毛先に部位には(クリア剤・トリートメント塗布)などが均一に染めるためには必要です。
2.ロングヘアの退色について
ロングヘアの場合は根本・中間部・毛先の3つの部分で分けて、ヘアカラー剤を塗布します。
ヘアカラー剤の作用は15-20分が効果が表れます。放置時間のオーバータイムによる髪の損傷や、
色ムラによる原因とされるので、根本・中間・毛先と一度の塗布にすることが基本です。
根本と毛先を時間差で染める場合は均一に染まらない場合やムラが多く、
薬剤の作用時間を過ぎて毛髪のダメージの原因になります。
既存毛の2剤である過酸化水素水は3%が一般的に使われますが、
熱による褐色の場合(ドライヤー・クルクル)などは色が暗くなりずらい場合が多く、
髪の中間部付近の多い(熱による褐色)クリア剤よりも、色が落ち着く暗めのヘアカラー剤をミックスしましょう。
ロングにしても肩につくボブも毛先の既存部はほぼ100%クリア剤をミックスし使用します。
見た目中間部と毛先の明るさが大きくなくても、毛先は暗くなる現象があるのでトリートメントなどを塗布してもOKです。
●髪質のタイプによっても1剤や2剤の濃度を変えて髪の傷みを防ぐこともポイントです。