流山市前平井遺跡に行ってきました

戦国時代の幕開けの600年前の遺跡が前平井で発掘

1.流山周辺は多くの遺跡発掘の宝庫です

日本の大学の考古学者の間でも東葛地区は発掘の宝庫として知られています。流山市・野田市・柏市と遺跡などに点在しており、
貴重な壺や食器や古銭などが出てくる、中には3000年前の壺なども見つかっています。
この地域一帯(東葛)は豊かな大地と森に囲まれた、野ウサギや馬や猿など動物が住みやすい土地だったことを伺わせます。

近くには、思井堀の内遺跡・思井上ノ内遺跡・愛楽堂・中中ノ台遺跡と数多くの遺跡が発見。
室町時代からの発掘の「前平井遺跡」、奈良・平安時代の集落跡や、中世の掘立柱建物跡、堀、井戸、地下式沆等が発見「中中ノ台遺跡」
縄文時代早期の炉穴群、後期堀の内式期の環状集落や、小規模な貝塚も発見されている「思井上ノ内遺跡」

2.前平井遺跡の見学会

前平井跡地は旧石器時代から近世にかけて各時代の成果が数多く成果が得られています。
前平井地区の南側は奈良・平安時代の村の跡や。近世の屋敷跡などは、この遺跡の特徴づけるものと言えるでしょう。
つくばエクスプレス周辺は、土地区画整理事業に伴い、新しい街づくりが進んでいますが、

奈良・平安時代から大きな開発が行われていたことがわかります。
今回の発掘によって銀貨や古銭が多く発見されたようです。<中世銀貨集中地帯>
土製の杯5点とともに60枚以上の銀貨が出土しました。

文字の判読できる銀貨はすべて「宋銭」と呼ばれたいる中国で作られた銀貨です。
出土から分かったことですが、裏・表・杯の中・外などさまざまで統一性はありません。
また、銀貨や土器を埋める穴は発見できなかったようです。

当日は見学会の方から説明を受けました。古銭は室町時代600年前の一分銭(現在では100円-300円)です。
3000年前の土器も写真を撮ってアップしました。ロマンを感じますね歴史で今にあてはめることができる。

■コメント
前平井の地区は丘の上に建っている立地にありますが、水害などにも強く地盤も強いようです。
3000年前から人が住んでいて、奈良・平安時代に土地開発したのもすごいですね!

熊野神社がある場所も高い位置なので、そのままいまも残っている。
総合すると太古から住みやすく地震にも強い場所であった証明ですね。

流山市・野田市は地下水が豊富で渇水の時も困らない土地と聞いています。