ブリーチカラーの彩度やアンダートーンの関係
高明度の透明感はアンダートーンによって変化する
1. 色によってアンダーが左右する 2.彩度を強調するには補色がキーワード
ブリーチヘアカラーはヘアカラーの知識がないと均一に染まらない。
アンダートーンは上は20LV下から16LVの幅がある、19LV以上で透明感のある色や薄いブルーで、黄色味を削るくらいでないと発色しない。
16LVから18LVくらいのアンダーでピンクやアッシュやベージュは、黄色味が残っていても補色で消すことができる。
白っぽい色や薄いブルーはクリア剤を入れることで、透明感のあるクリアな発色が可能です。
ピンクやブルーなども強調色をプラスすることで、より鮮やかな色をつくることが可能です。
アルカリ剤も低アルカリやアルカリカラーの、ヘアカラー剤もブリーチの削り具合で使い分けます。
1.色によってアンダーが左右する
はじめにも説明しましたが、アンダカラーが高い場合は白っぽい色をチョイスし、低い場合はピンクやアッシュやベージュでもOKです。
ブリーチ後に黄色味が残っていても、ピンク~アッシュ・ベージュは補色によって、打ち消すことが可能です。
アンダーカラーの削り具合によって、色を表現する彩度が変化し補色やヘアカラー剤を選択します。
また、白っぽい色やブルーはクリア剤を入れることが大切です。色の落ち込みをなくし彩度を高めます。
16LVくらいしか上げられない場合は、少し深みのある彩度の高いを選択します。
2.彩度を強調するには補色がキーワード
補色を混ぜるキーワードは黄色味を残さない、混ざって色が落ち込み、補色を混ぜることでクリアな色を表現します。
アッシュ系の色を表現する場合など、黄色味が残っているとマッドに色が寄ってしまう、そんな場合は補色であるピンクをプラスします。
パープル系の場合は、ピンクパープルだけを乗せると、黄色味とパープルが打ち消し、ピンクだけが残る。そこにアッシュを入れることでパープルを表現。
明るいベージュ系はアッシュ+ピンクパープル+ブラウンをミックスしますが、アンダーが明るい場合はグレーに傾きすぎる。
そこに明るいピンクを加えて、柔らかなベージュを表現する。
ピンク系の場合は、アンダーが残っているとベージュぽいピンクになってしまう。
そこでピンクの濃い強調色を使用しクリアなピンク色に表現します。
ブルー系の場合は、イエローとブルーがミックスしネイビーブルーに、
クリアで薄めることで水色になりクリアな発色を実現します。
コメント・・・ブリーチはアンダーと色の特色や補色を理解して、初めて均一でクリアな色が表現できます。
お客さまの施術した人数とヘアカラー知識があってはじめて色を表現できます。
しんびようの2月号に詳しく掲載されています。ホームページはこちら⇒