美容室の進む方向性と今後
今年1年のブログを読んでいただきありがとう「美容室の今後と方向性」
1. お客さまの客層や強みを生かし顧客を逃がさない 2.サービスだけではない個性と積極性
現在の美容室の件数は厚生労働省調べでは21万件とされていますが、実質の数字では正確ではない件数だといわれています。
理由はお店を占める廃業届や、休業届けなど保健所などに届けを出さない場合もあり、実質15万件前後だといわれています。
美容室の存続の割合も低く、10年で95%の美容室が閉店する統計も出ています。
1. お客さまの客層や強みを生かし顧客を逃がさない
前文の内容でお分かりだと思いますが、30年で500店あったとしたら1件の美容室しか生き残れない計算です。
これには事情も大きく関与しています。次の時代のバトンタッチや、オーナーが女性の場合は結婚した場合や、
トレンドに合わせた技術力の低下です。その他には、30年前であれば人口の増減も大きく関係します。
バブルは1990年でこの時代は、美容室件数も少なく美容師の数もバランスがとれていました。
美容師の数と技術と経営がしっかりしていれば、普通はすくなくても閉店ななく、むしろサロンの繁盛する環境状況が良かった。
数多くのお客さまに施術する”いわゆる”生産性だけの時代でした。
現在は質の時代に突入の様相に様変わり、情報も動画やsmsなどですぐ入り、新技術を苦労してもすぐ情報がもれるように。
そういった時代に合わせるには、サロンのウリの技術や、年代による絞り込みが必要です。
また、接客面の教育や、心が落ち着くサロンの空間、サロンの社交場としての雰囲気も大切な要素です。
2.サービスだけではない個性と積極性
美容室の独自性とか個性がものすごく大切で、カットがウリのサロン、ヘアカラーが得意、ヘアセットと着付けなど一つ優れたものがある。
お客さまにインパクトがあってわかりやすいですね。ただし、ベースであるヘアデザインやカットつながりが本質です。
ヘアカラーやパーマなど上手でも、ベースのヘアデザインのテクニックはトレンドを意識する。
繁盛している理由のある美容室は、時代の流れに対して貪欲である。
バブルの時代に繁盛しても、その時代にあった技術を勉強する積極性を持ち続ける。
最終的に結果として表れているようですね。
あとは、優秀なスタイリストがかならずしも、経営がうまくいかないケースあるようです。
一定の年齢になると女性は、若い時に働いて美容師に復帰したり、男性であれば他の仕事についているようです。
経営と技術は別ものだということ。