ヘアカラーが染まる理由染まらない理由

髪質のアンダートーンの見極めが大切です

1. アンダートーンと残留ティントを理解し色をミックス 2.ヘアカラーに使う用語と意味

アンダートーンとは青紫(シアン)黄基調(イエローまたはフォームの2種類)に大別されます。
ブリーチで色素を抜いたメラニン色素の色をいいます。
残留ティントは前の染めた色素の色をいいます。この2つの色を見極めることが大切です。

次に色相を20色相環の表を見て色を作ります。
ヘアカラーの施術に入る前から、気持ちお客さまが感じていただく事が大切です。

1. アンダートーンと残留ティントを理解し色をミックス

色相の反対側の色を補色といい、反対側の色と補色をミックスすることで無彩色をグレーに、
いずれの色を消しあいながら色彩が変化します。絵具の場合は赤と緑で「茶色」に変化します。
ヘアカラーと絵具と色相が異なることは理解しましょう。

色相の反対側の色を補色といい、反対側の色と補色をミックスすることで無彩色をグレーに、
いずれの色を消しあいながら色彩が変化します。絵具の場合は赤と緑で「茶色」に変化します。
ヘアカラーと絵具と色相が異なることも理解しましょう。

絵具は白い画用紙の上から塗れば希望の色が出てきますが、毛髪はメラニン色素であったり残留ティントの見極めることで目的の色が発色します。
単純に色をミックスしただけでは、希望の色は出てこないことを理解しましょう。

2.ヘアカラーに使う用語と意味

ヘアカラーを目的の色を作り出すときは、ヘアカラー用語を理解している証になってきます。
お客さまにダイレクトに言ってもわからないですので、理解できる言葉が必要ですが、プロとして言葉の意味を理解できることで、
お客さまの希望の色えと変化することが可能です。実技と理論があって初めてヘアカラーリストです。

補色・・・色の反対側の色が補色だと理解していただいたと思います。補色には2つの目的があります。
1.色を補うイエローからイエロ-ウィッシュグリーンを加えることで、にごりの少ないクリアなグリーンです。
2.色を消すイエローから補色であるパープルを加えると、色がにごりあるレッドです。

一般的には残留ティントが黄色に傾いた場合は、パープル系を加えることで黄色を削り、ブラウンに変化します。
アンダートーンが赤味が強い場合は、緑色をミックスしますが実際は赤味が残ってしまう。
メラニン色素の関係として、赤~緑をミックスしても目的の色がでない場合があることも理解しましょう。

*赤~緑に色を加えて色を発色する場合は、脱色で15トーンまであげる方法もありますが、クリアな発色がでないことが多い。

ブラウンコントロール・・・色の黒~明るい茶色までの「色の明度」を行うことです。
明るい明度にするライトナーや、暗い色にするトーンダウンにブラウンをミックスすること。

トーンベクトル・・・トーンをコントロールするという意味です。既存毛や新生毛に明度や彩度を上げるのか、
下げるのかので、目的の色にできるかを表にした指針です。

グラデション・・・同明度の色相のちがいを配列する。連続効果によって配色のテクニック。
レッスンでは縦のつながりが多いが、お客さまには横のグラデションでリズムを生むヘアカラーです。

コントラスト・・・オレンジ系や明度のちがいや、アッシュ系の彩度のちがいを出す配色のテクニック。
インパクトと色の印象を比べる。

●コメント
染まる理由や染まらない理由は、アンダートーンの見極めができるかどうかにかかっています。
ブラウンコントロールとトーンコントロールとアンダーコントロール(目的の色味を調整する)こ3つを理解することです。