ネイビーヘアカラーをメンズで染めてみました

ネイビーとは濃紺で透明感のあるメンズカラー

1.アンダーは6Lebelからネイビーカラーに染毛 2.髪質別ネイビーヘアカラーパターン

いまメンズのショートでもレディースのロングでもネイビーブームです。
ダブルヘアカラーが基本のスタイルですが、明るさを出すために15Lebelまでブリーチすることが第一段階です。
第二段階は色の調合です。施術前の毛髪診断とアンダーを見て計算して薬剤の調合します。

今日はメンズのお客さまを黒髪の段階から、ネイビーカラーに仕上げる手順とカラーレシピを公開します。

1.アンダーは6Lebelからネイビーカラーに染毛

●1STEP 毛髪診断とアンダーを確認

去年の6月にブリーチし黒染めをして、カットやパーマを4~5回繰り返しています。
既存毛だけがすこし褐色がみえ6Lebelくらいで、新生毛から中間毛までは46Lebelです。
赤メラニンが多くネイビーの透明感を出すにはブリーチで15Lebelまでリフトアップします。

モデルの髪は赤メラニンが多く1度の施術では透明感が出ないので、2度のブリーチで削って金髪に近い状態にします。
1回の施術ではオレンジ味が残り透明感も出てきません。

●2STEP

髪の状態は2度の施術でメラニンの削りネイビーの色を調合します。今日はウエラコレストンの3/88:66/81:SMOKE 10%:6/34 5%の調合。
モデルはの色味であるネイビーを消すために、オレンジである6/34を補色として5%混ぜる。
やや、色が濃紺に傾く色を補色であるオレンジが自然に見せている

ウエラコレストン 新生毛 3/88:66/81:SMOKE 10%:6/34 5% *SMOKEはカラーコントロール 6/34は補色として使う
         既存毛 3/88:66/81:SMOKE 10%:6/34 10%:クリア剤 10%の割合

  

 

●3STEP

撮影したのは夜で暗いので画像では見にくいですが、毛先は透明感が出やすいのでカメラで撮った感じでもわかりますね。
初めにみた髪の色やアンダーの感じから、1度のブリーチでは黒っぽくなって、ネイビー色を表現できません。
当初は1度のブリーチでしたが予算も2万円以上の売上げも上がり、お客さまもよろこんでくれてありがたかったです。

2.髪質別ネイビーヘアカラーパターン

たとえば女性で色のアンダーが12Lebelで、色が白く髪も瞳もブラウン色の場合でアンダーの6Lebelの色にする場合。
アンダーが12Lebelくらいでしかも黄味が多いメラニンであれば、1度のブリーチで色の調合は3/88:66/81:SMOKE:10%:6/66 10%です。
毛先はクリア剤とパープルを加えて新生毛とムラのない均一なヘアカラーに調合します。

ウエラコレストン 新生毛 3/88:66/81:SMOKE 10%:6/66 5% *SMOKEはカラーコントロール 6/34は補色として使う
         既存毛 3/88:66/81:SMOKE 10%:6/66 10%:クリア剤 10%の割合

*黄色にはパープルを補色としてミックスし黄色味を消す

メンズの場合はレディースに比べ、髪も長くムラがでやすく色ムラがバッチリ出てしまう。ショートの場合はブリーチもしやすい。

いずれもブリーチが決め手に、毛髪診断によってブリーチ計算しセカンドカラーの色レシピを決める。

ひとつでも色メニューや、補色をプラスすることで色を結果が大きく異なる。ヘアカラーの応用力がつまっています。

 

コメント
色の調合を考えるときは補色とアンダーによってどう色が変化するかを計算する。
陰陽である明るさのちがいや、彩度と補色とバランスなどハイトーンカラーから、いろいろなパターンを応用する必要があります。