ヘアスタイルが希望通リにならないわけ
カット・ヘアカラー・パーマが希望通リにならないわけ
1.ヘアスタイルベースであるカット「カタチが整っていない」 2.ヘアカラーなど思い通リにいかない訳
ヘアカラーにもデジタルパーマもカットも手入れがしずらいなど、期待してヘアサロンに出かけたのに思うようにならない。
美容検索サイトで探しここだった大丈夫と思ったけど・・・すべて解き明かせば理由が存在します。
カット・ヘアカラー・パーマ・ヘアセットなどプロの観点から探ります」。
1.ヘアスタイルベースであるカット「カタチが整っていない」
2018-2019年までは内巻のボブがトレンドでしたが、これからは重みのあるグラデションや軽さのレイヤーのヘアデザインが出てきています。
レイヤーであれば頭皮に対して、床に平行にカットするレイヤーが、指1本と45°度に角度でカットするグラデションと縦のグラデションなど、
髪の表面の重さや軽さをつける、レイヤーとグラデションのつながりのあるヘアデザインのスキルが必要です。
いままでのボブはアシスタントでもカットできるレベルでしたが、これから先はこの2種類を組み合わせることが必要です。
本題の「ヘアスタイルが希望通リにならないわけ」ですが、縦のつながりや横のつながりのカットに対応できない問題が大きい。
縦・横のつながりと直線が切れるようになれば、ヘアスタイルが切れる訳ですが現実はそうなっていないので”カタチ”が崩れるわけです。
とくにパーマの場合はカットがキーワードになっていて、お客さまの苦情もパーマで手入れがしずらいとご来店しますが、
パーマのかかり具合である強弱もありますが、ベースであるカットのつながりに問題があるのがほとんどです。
よくあるケースはパーマのポイントでもある削ぎにバラツキがある。
目線で仕事をしない場合が多いようで、後頭部に削ぎは入っていますが、サイドやトップが負いことがよくあります。
パーマと削ぎの大切さや削ぎの教育を受けていないことが多いようです。
他店からクレームでご来店のパーマの場合はほとんどカットとつながりが悪い。
パーマをかけて手入れがしずらくなる場合
●カットのつながりなく、削ぎもバラツキがある
●パーマと削ぎの関係性を理解していない
●ケミカル(薬剤の知識がない)的の知識があると、パーマの持続につながるクリープパーマ(中間水洗など)をよく理解していない
●パーマ剤やロッドの大小などが適切でない
●髪が乾燥したままパーマ剤で施術する。
*乾燥による対処法はパーマには水分をよく髪に浸透させる。(ペーパーに水をふきかけ、最後に水スプレーをかける)
この5点に多く問題があるようです。
2.ヘアカラーなど思い通リにいかない訳
ヘアカラーの場合はアンダーカラーの計算と、メラニン色素のタイプを見極めて色の調合を行うことが大切。
お客さまは明るい色を希望するとしたとします。その場合お客さまのアンダーを見極めながら色の説明をします。
赤色のメラニンが多い人が8-9Lebelの場合、12Lebelの色の明るさがほしいと希望します。
このケースの場合は残留している染料、赤色のメラニンが色を乗せた時に色を予測する必要があります。
希望の色にもよりますがすくなくても8Lebelから12Lebelまでリフトアップする場合、どうしてもメラニンを削る必要が出てきます。
この場合(色にもよりますが)はブリーチを1度~2度を行う必要性があります。アッシュで色が暗くなりますし。ウォームでも赤味が削れず目的の色も出ない。
スタイリストはお客さまの希望通リに、8Lebel~12Lebelのリフトアップした色は出てくることはありません。
スタイリストはお客さまの希望の配色を使ったけど、お客さまの希望の色が出てこない。
こういった場合の責任はスタイリストにあります。アンダーとメラニンを計算し説明がなかったからです。
ヘアカラーが思った通リの色が出ないわけ
●お客さまのアンダーやメラニンを計算し調合をしていない
●スタイリストのヘアカラーの基本や理論の理解が不足している
●スタイリストが髪と色の希望においての説明をしていない、または、スタイリストもそこまでカラーの知識がない
*3番目のスタイリストの問題が原因が大きい
希望通リのヘアカラーを行う場合はスタイリストの知識と、ヘアカラーに対しての基本知識がないと思うような結果がでないわけです。
ヘアカラーの例をとって説明しましたがこの場合も1例で、さまざまなパターンがありそのつど深いヘアカラーの知識が必要です。
カットはパーマやヘアカラーなど複合的に関係がある。そこで「ヘアスタイルが希望通リにならないわけ」があります。