ヘアカラーの色が染まらない人の対応方法

毛髪診断と薬剤の種類をカウンセリング時に理解する

1.毛髪診断と薬剤のタイプ 2.ナチュラル感のあるタイプで明るくする

なぜ、染まりが悪いのかを毛髪診断の時に把握し対処を行う。18歳で初めてカラーをする場合は染まりにくく希望の色が出ない。
素材や瞳の色や、肌の色をみて染まり具合いを予想し、放置時間やヘアカラー剤の種類を決定する。
ほとんどの場合このカウンセリング(問診・視診・触診)で対応策をきめる。

1.毛髪診断と薬剤のタイプ

18歳の男女問わず染まりずらいことが多い、とくに透明感のある”うすい明るいカラー”をする場合。
この世代のヘアカラーに興味のある人は、18Lebel前後に脱色を行いセカンドカラーで目的の色を染める場合がありますが、
一般的な10Lebelくらいの明るさでもダブルヘアカラーでないと、染まらないタイプの毛髪のタイプが多い。

メラニン量が少なくても、毛髪内の水分や脂質の栄養分を豊富なため、薬剤の浸透がよくないのが要因です。
スタイリストが薬剤のタイプや色味を誤ると、染まりやすいメラニン量が少ない人でも目的の色には染まらないことがあります。
始めに説明した毛髪診断を見極めて薬剤の種類と放置時間を予知しましょう。

30代~40代の世代の方でもヘアカラーを年に1回くらいで、少ない施術の人も同じように染まりずらい。
パーマもかけないので髪も健康で、毛髪内の栄養も豊富なたヘアカラーが染まりずらい。
とくに、メラニン量が多い人は30代~40代は染まりずらい人には、薬剤の種類と希望の色よりも2Lebel~3Lebelの明るいヘアカラー剤を選ぶ。

染まりにくい場合は薬剤の色によってコントロールし、染まりずらさをカバーする方法があります。
色が明るく出やすい配色はナチュラル系やベージュ系の色をおすすめします。日本人の髪にあった色の発色しやすく明るさを出せる色です。
アッシュ系やブルー系は色が暗くなるのでさけたほうが無難です。

2.ナチュラル感のあるタイプで明るくする

ウエラコレストンであればブラウンの11~14色を、ミルボンであればオルディーブはベージュの11hcn~13hcnを選ぶ。
メラニン量が多く硬い髪質などはとくに染まりずらいです。
メラニン量が少ない人は1Lebel~2Lebelくらいであれば染まります。

暖色系である配色はオレンジの場合は、明るい11Lebel~に染めても明るさが出にくい傾向があります。
イエロー系などは11Lebel~なほど色相の色が出やすい。色のタイプによって明暗がちがってきます。

やわらかくメラニン量が少ない人は、寒色系でも暖色系でも目的の色が出てきますが、
メラニン量が多い人はリフトアップがしずらく、寒色系の配色はくすみ感が出て表現しずらい。
ただ、メラニン量が多い人でも明るい13Lebelくらいの寒色系であれば、色や明るさも出てくるので選ぶことも可能です。

効果的な方法としては、薬剤の塗布量で調整する選択肢もあります。
単純にアルカリ剤や過酸化水素を多く塗布することで、毛髪内の作用が大きくなり放置時間も短くなる。
明るいLebelのヘアカラー剤と塗布量や色相を、髪にあったタイプを選ぶことで「ヘアカラーの色が染まらない人の対応方法」が可能です。