ヘアカラーのカラーコントロール
素材条件を考えトーンアップとトーンダウンを考える
1.トーンアップのコントロール 2.トーンダウンのコントロール
ヘアカラーする場合は髪の状態をみてヘアカラーを行う必要があります。
4Lebel(黒髪)からトーンアップする場合は、ティントの色が見えにくく、鮮やかな透明感が出にくい問題があります。
バージンの毛はティントが反応しにくく反応が弱い、アンダートーンの赤味を考えレシピを考える。
トーンダウンの削られている既存毛を、希望色にトーンダウンする場合ティントの色が見えやすい、
透明感が残る、イメージした明度がなりにくい感があります。
トーンダウンする場合は彩度よりも色を濃くすることで調整を図ります。
目次
1.トーンアップのコントロール
2.トーンダウンのコントロール
1.トーンアップのコントロール
■カラーコントロールの考え方(トーンアップ)
明るい色からトーンダウンする場合は、彩度が
不足する色味を補う対応が必要です。希望より高いカラー剤を使用する。または、ナチュラル系のやや高いカラー剤を配合。
やや高めのナチュラル系の色を使うことで、アンダートーンを削り、
その上で色を補う必要があります。
明度コントロール+彩度コントロール=希望色
2.トーンダウンのコントロール
■カラーコントロールの考え方(トーンダウン)
明るい色からティントが見えやすいく、透明感が残り、希望の明るさにならない場合があります。
トーンアップとはちがい、ブラウンコントロールする必要があります。
一般的には彩度と明度のコントロールだけで対応は可能でしたが、
色を明るなったティントからダウンする場合は、茶系(ブラウンを混ぜる)ことで色に深みを与え、
色のコントロールする必要があります。
明度コントロール+彩度コントロール+ベースコントロール=希望色
また、ブリーチなどの場合でも色をしっかり入れる場合など、2剤を6%使い色を濃くするなど工夫が必要です。
逆に透明感を表す場合は3%前後の過酸化水素で放置時間を短くする。
ヘアケアマイスターなどでも新たに「ブラウンコントロール」が加わり、
明るい色から希望の彩度とコントロールする必要性が述べられています。