キューティクルに作用するラミダスパーマ
キューティクルにパーマをかけるリッジどしなやかな質感
1.キューティクルをずらす 2.レブリン酸が自由水を追い出しキューティクルを締める
クチクラさん一木登紀男さんが開発したキューティクルにパーマをかける「ラミダスパーマ」。
簡単に説明すると髪のキューティクルに作用するため、
コルティクスの前でストップさせるため、ダメージを最小限に迎えられる。
マレイン酸などシステイン酸を防ぎ、前処理によって間充物質(アミノ酸、タンパク)や、
毛髪細胞膜複合体(CMC)などの栄養補給する。
レブリン酸の役割を効果的に行うには、
正しい薬剤知識と前処理や後処理など適切に行うことが大切です。
目次
1.キューティクルをずらして作用
2.レブリン酸が自由水を追い出しキューティクルを締める
1.キューティクルをずらした作用
■キューティクルの構造を考え作用するラミダスパーマ
毛髪の構造の中のキューティクルは毛髪全体の15%で、のりを重ねた構造になっていて、
多い人は10枚、普通毛は5-8枚、細い人は5枚以内です。
*キューティクルが極端に少ない人もいる
キューティクルはリンク状で硬いタンパク質でできて、縦につながっていない。
コルティクスはやわらかく、タテ方向に強くくっついる。
シスチン結合は2種類あり、シスチンの一層の親水性と、
シスチン2層の親油性に働きかけることで還元します。
キューティクルをずらすことで、コルティクスにダメージを与えないようにする。
2.レブリン酸が自由水を追い出しキューティクルを締める
■髪が健康毛であれ「疎水性であることを考えれば・・・」
健康毛は疎水性であるといわれています。ヘアカラー&パーマや紫外線や熱を過度にあたえることで、
親水性に変化するといわれています。
コールドパーマは髪がウエットの状態で還元するわけですから、
縮毛矯正やホット系パーマのように2剤によって酸化するわけです。
よって髪が疎水性であることを考えれば、縮毛矯正のようにドライした状態で2剤が好ましいわけです。
ホット系パーマは水素結合を促して酸化することが、
カールの再現性を高め髪のダメージも防げます。
レブリン酸の目的は水素結合を引き出すことで、
髪をウェットの状態でもドライにすることで、デジタルパーマのような再現性が求められます。
レブリン酸がパーマを直接的に誘導するわけではありませんが、
パーマのカール感の持ちを良くし弾力あるカールを得るには、
大切なポイントとなるのは間違いありません。
次回はワインディングとパーマについてブログで説明します。