アルカリ剤の種類と反応とダメージ
アルカリ剤は還元剤から酸化剤に広く使われる
1.アルカリ剤の種類と反応 2.アルカリによるダメージ度の値
薬剤の反応の値によって使い分けることが、ヘアサロンの質を高めることで、
人一人のお客さまの毛髪によってパーマやヘアカラーをコントロールする。
アルカリ剤は薬剤の中に配合さらた値や、濃度の高さのタイプを繰り返し行うことで、ダメージ要因の一つになっています。
ヘアカラーやパーマなど髪質によって使い分けることで、質の高いサロン展開が図れるようになっています。
目次
1.アルカリ剤の種類と反応
2.アルカリによるダメージ度の値
1.アルカリ剤の種類と反応
■アルカリ剤の作用の反応時間
ヘアカラーなどに配合されるアルカリ剤の内、
ホームヘアカラーにはモノエタノールアミンと重炭酸は不揮発性なので髪に残臭が残り、
長時間作用する。一般的に市販されている商品はこのタイプが多い。
揮発性であるアルギニンは毛髪と同じタンパク質の一種で、毛髪との親和性が高い。
また、揮発性のため髪へのダメージが少ない。
同じアンモニアは素早く反応し、ピークを超えるとほとんど作用しないので、
サロンヘアカラーとしては、臭いも残らずオーバータイムもないのでサロンカラーはほとんどこのタイプ。
ヘアサロンウェーブでの還元剤の種類
A社 アルカリ(ml) 0.3 使用アルカリ(アンモニア・アルギニン) 総還元値 6.22
使用還元剤PH 7.0(システアミン・チオグリコール酸・システイン)
B社 アルカリ(ml) 5.0 使用アルカリ(アンモニア・アルギニン) 総還元値 6.2
使用還元剤PH 9.0(システアミン・チオグリコール酸・システイン)
C社 アルカリ(ml) 0 使用アルカリ(なし) 総還元値 6.8
使用還元剤PH 9.0(システアミン)
その他にはチオグリコール酸1%以下に、システアミンの低濃度をダブルで還元し、
キューティクルにパーマを弾力を持たせる薬剤など、お客さまの毛髪や質感やデザインなどをみて、
適切なタイプなパーマ剤を選定する。
2.アルカリによるダメージ度の値を確認
■ダメージ度を毛髪診断で確認
毛髪のダメージレベル 1.ダメージレベル1~5 2.毛髪の明度 3.アルカリ値0-6
アルカリ剤は、キューティクルを開かせ還元剤を侵入させる役割。
ダメージ毛の場合はキューティクルがダメージを負っているために、
高いアルカリ剤を使用することで、毛髪内の栄養が流れでてしまい、
高いアルカリ値に設定するとさらにダメージを負うため、
施術前に髪の状態を見極める。
髪の状態は日光に透かせてキューティクルの状態をみてから、
毛髪の状態にあった薬剤を使用する。
アルカリ剤の場合は毛髪のタイプ(硬い毛・普通毛・軟らかい毛)や、
毛髪ダメージ度などで薬剤や、場合によってはデジタルパーマなどすすめることもある。
薬剤の知識や経験をふまえアルカリ剤に限らず、総合的に薬剤の効果を知る必要がある。