美容室のための髪質改善(処理剤)の種類について
髪質改善は処理剤の特色を理解し効果的なタイミングで施術する
1.ぺリセアを効果的に前・中間処理剤として使う 2.中間処理剤のタイプと特色
日本のヘアサロンの件数は20万件以上あると厚生労働省の調べでわかっています。
実際の数値は25万件という情報もありますが、廃業手続きが完了していないサロンも存在しますので、
実質の数値は20万件前後あるといわれています。
ヘアサロンも独自性や毛髪の知識を高め、ヘアデザイン性のある質の向上のあるヘアサロンでしか残らない。
その中でもお客さまの関心の高い傷んだ髪を改善する。システムトリートメントが大切です。
目次
1.ぺリセアを効果的に前・中間処理剤として使う
2.中間処理剤のタイプと特色
1.ぺリセアを効果的に前・中間処理剤として使う
■旭化成が開発したトリートメントの最高の「ぺリセア」
コスメ関係の会社が開発ではない、化学薬品から紙・パルブまで幅広い分野の研究開発している。
●ぺリセア
天然脂肪酸とアミノ酸の一種であるグルタミン酸とリジンから作られた安全性の高い、高機能香粧品原料です。
この商品に注目しヘアサロンの処理剤として活用している。
名古屋でヘアサロンを経営する一木登紀男氏が処理剤として特許を取得し、
ヘアサロンのシステムトリートメントとして確立されました。
おもにぺリセアは後処理として使いますが、
特色としては「ダメージのある毛髪にきわめて短い時間で浸透しダメージを修復」。
2.前・後・中間処理剤のタイプと特色
■薬剤の効果や使うタイミングを知ることで効果的に作用します
薬剤が高濃度であっても施術内容が効果的に使えない場合は、
薬剤の本来の目的やデザインが思ったように仕上がります。
メーカーによって使うタイミングや作用や相性が異なり、
使い方や処理剤の使う用途がちがい、効果的な使用方法が大切です。
今回はクチクラさんとオラブレックスのタイプを考えてみたいと思います。
クチクラさんの処理剤はぺリセアと18-MEA由来成分にCMCコンディショナーなどを使用します。
一般的にはこの3種類は中間処理と、後処理に使うタイプで、
毛髪の傷みを最小限にし、中間処理剤のペルセアと18-MEA由来成分にCMCコンディショナーを使用。
■クリアメークピース1
前処理として使えるクリアメークピース1(ぺリセア)は、
毛髪内部にすばやく浸透して溜まり 傷んだ髪を健康な髪へと修復します。
前処理は速く毛髪内に栄養分が浸透することがポイント。
クリアメークピース2(18-MEA)とクリアメイクピース3(CMC)
があります。
クチクラホームページ(商品紹介)HPはこちら⇒
効果として
疎水基と親水基の両方を併せ持つペリセア配合。毛髪残存性率が高く、弾力・保水力を向上させます。
*エレカラクトン配合により熱によるダメージを集中ケアします。
*植物由来(菜種)のヘアケア成分で、ドライヤー、ヘアアイロンなどの熱
により毛髪と反応、結合して補修します。
kiwami 1 ぺリセア-
kiwami 2 18-MEA由来成分
CMCコンディショナーを使用します。
■オラブレックスにおいてのパーマ処理
ジマレイン酸ピスアミンプロピルジグリコールとはマレイン酸よりも高価なタイプで、
パーマの前処理や後処理に、クチクラ商品との相性が抜群に良い。
マレイン酸では一般的に髪に浸透する時間がかかりますが、
オラブレックスのジマレイン酸ピスアミンプロピルジグリコールを使うことで、
速く浸透し仕上がりがツヤやサラサラ感の感触を得られます。