ヘアカラー毛髪の染まる仕組みと放置時間
ヘアサロンにおいてヘアカラーと関連してわからないこと
1.毛髪の目的や存在(ヘアカラー) 2.ヘアカラー剤の色の仕組みと放置時間
毛髪のメラニンについては、赤道直下に住んでいる民族は髪も黒く肌も黒い。
北欧に住んでいる人は髪もブラウンか白い肌も白いですね。
毛髪には物理的な力から髪を守ることいがいに、頭部の保護、保温、触覚機能などがあり、
外部からの熱や寒さなどを守り、毛髪に必要のない金属など外に排出しています。
メラニン色素についてもユウメラニンとフェオメラニンとがあります。
ユウメラニンはヘアカラー剤によってブラウンコントロールによって明るさをコントロールします。
黒⇒ブラウン⇒オレンジ⇒黄色⇒白とブリーチ剤によってコントロールが可能です。
フェオメラニンは黄色~赤色(亜メラニン)など彩度が変化して色を発色させます。
日本人はユウメラニンが多く、欧米人はフェオメラニンが多い。
毛髪とメラニン色素を理解する必要があります。
目次
1.髪の目的や存在
2.ヘアカラー剤の色の仕組みと放置時間
1.毛髪の目的や存在(ヘアカラー)
■毛髪は頭を守ること以外におしゃれを楽しむ
毛髪は物理的な力や暑さや寒さなどの外部的な要因と、色や髪にボリュームをだすパーマなどおしゃれを楽しむ。
毛髪が黒く見えたり、欧米人のように白く見えるのはメラニン色素の含有量によって変わります。
日本人はユウメラニンもフェオメラニンも毛髪に含まれていますが、
欧米人のメラニンはフェオメラニンは多く含まれ、ユウメラニンは含まれていません。
そのため光があたってもブロンド毛にみえるのはそのためです。
日本人はメラニン色素は光で反射して黒く毛髪が見えるのメラニン色素が多いからです。
日本人の場合のヘアカラーが染まる順序は、ユウメラニンが壊され色が黒ー赤褐色に変化し、
フェオメラニンの脱色がすすむとオレンジ~イエロー~ホワイトに進みます。
2.ヘアカラー剤の色の仕組みと放置時間
■アルカリ剤と界面活性剤に働きで毛髪内部に染料が酸化され発色する
酸性染料(マイナス)は色自体に染料をもち、電気的に力によって毛髪(プラス)染料によって結合します。
染料分子が大きいためキューティクル表面にしか染まらないため発色が速い。*マニキュア・塩基性カラー
酸化染料は酸性染料よりも小さく、簡単には毛髪内部に浸透しません。
アルカリ剤と界面活性剤によって毛髪内部まで浸透し、2剤によって発生する酸化力により染料が酸化され、
分子同士が鎖のようにつながり発色します。このような化学反応を酸化重合と呼びます。
酸性染料とはちがい毛髪内部に長くおさまっているので持続性が高い。
染料が毛髪まで発色する放置時間は20分前後といわれています。
薄い色(ブルーなどの寒色系)を発色するためには時間を置きすぎると、アルカリ度も高く染料自体も少ないため、
色の濃い配色とはちがい施術時間や放置時間も短くする。