ダブルヘアカラーシアーで表現できる色のレシピ

ダブルカラーで可能な透明感のあるブリーチ

1.シアーな色は補色を加える 2.セカンドカラーをコントロールする

ブリーチ後の色はメラニン量が残留しているので黄味を迎える色を加える。

髪のアンダーの残留した色との計算が必要で、

特にシアー(透明感)は色を表現するには色の足し算や引き算がポイントです。

 

シアーなアッシュ、ピンクパープル、ネイビーなど透明感のある色のレシピをまとめてみました。

目次

1.シアーな色は補色を加える

2.芸術性のある今を感じるヘア


1.シアーな色は補色を加える


■色の使い方やブリーチの削り具合で透明感を出す

透明感のあるシアーヘアカラーはブリーチの削り具合が、色の透明感をだすためのアイテムで、

セカンドカラーのレシピが間違っていなくても、赤味が残留していることで透明感が失われます。

ブリーチはパウダーであれば2回、クリームタイプであれば3回前後の施術で黄味を消す。

 

【シアーヘアカラー】透明感のある色

シアーな色は髪の黄味が残留することで、16Lebelまでアンダーに、

アッシュを乗せると、イエローとブルーが重なりマットに色が傾きます。

 

補色をパープルをプラスすることで、アンダーに黄味を迎えることで、

アッシュ系に仕上がります。

【より鮮やかなピンクの配色】鮮やなピンク

16Lebel以上の白っぽいベースにピンクを入れる場合は、

オレンジベースで色はややトーンが暗く、鮮やかさがかけるため全体に暗く発色する。

その場合は、補色で明るいピンクを加え、トーンの彩度を上げ鮮やかさをプラスします。

【ピンクパープル】ピンクを迎える

鮮やかなピンクとは補色でも逆パターンです。

色の鮮やかなピンクとベースのイエローが混ざりあって、

ピンクの色が残ってしまう。そのため、ピンク味を削るためアッシュをプラスし、

 

ピンクが薄くなりパープルを引き出す。補色の関係を利用しカラーをミックスし色を出す。


2.セカンドカラーをコントロールする


■反対色である補色をミックスし求める色を引き出す

色相環で向かい合った色と、その色の反対色を「補色」と呼ぶ。

イエロー×パープル レッド×グリーン オレンジ×ブルーが反対色(補色)の関係です。

補色同士の反対色を混ぜると無彩色になり、お互いの特色を打ち消すことです。

 

この補色の関係は、ヘアカラー施術でとっても効果的です。

補色を使うことで、アンダーの色をブリーチすることなく、色を打ち消すことができる。

補色の使い方でも最大は30%で、すこし消したい場合は10%くらいです。

 

補色を使う場合は3-4色くらいでそれ以上は使わないようにしましょう。

シアーカラーの場合求める色のLebelを計算して薬剤を選ぶようにしましょう。

明るく透明感のある引き出したい場合は、10Lebelの場合は明るいヘアカラー剤を選ぶ。

 

濃紺で色を深く出したい場合は3Lebelベースに補色をミックスし表現します。

アンダーを削ったあとの色を計算し表現しましょう。彩度と明るさを考えて色をミックスする。