皮膚メカニズムと目的と役割

皮膚は乾燥しないようスポンジのような水分と脂分

1.皮膚は身体を生命活動から守る「ホメオ スタシオ」 2.環境によって変化する皮膚組織

皮膚は大人の体重の約8%の重さがあり50キロで4キロである。

スポンジのような組織で水分を排出する器官は汗腺で約500万部存在し、

手のひらに存在する汗腺(エクリル汗腺)は約300万部と体内バランスを保っている。

 

目次

1.夏は水分を体外に排出し冬は体温を下げ血管が縮み体温を調整する

2.環境によって変化する皮膚組織


1.夏は水分を体外に排出し冬は体温を下げ血管が縮み体温を調整する


■1年を通じて体温を調整する働きがある皮膚組織

保護作用・角化作用・体温調整作用・知覚作用・分泌作用・吸収作用・呼吸作用・ビタミンD合成。

の皮膚の生理作用をコントロールします。

ホメオスタシオ(恒常性維持機能)が備わっています。

外部からの刺激に対して、自律神経とホルモン、免疫作用によって体内を一定の状態に保っています。

体温が上昇しかけると皮膚を走る血管へ血液がより多く運ばれるように調整し、

体外へより多くの熱を排出するようにし、逆に寒さには体温を下げ、血管が縮み体温を調整する。

夏、汗腺から汗を分泌し汗によって気化熱を利用し体温を下げる。

夏の暑い日にお店で水をまいて温度をさげる気化熱と同じです。


2.環境によって変化する皮膚組織


■湿度の高い日本と湿度のない欧米とは環境によって皮膚が変化する

国内でも北海道と沖縄では皮膚進化が変わります。北海道の人は肌も白く毛深い人が少ない、

秋田美人(色が白い)などのことわざも、昼間の日照が関係しています。

南国沖縄の人の肌は浅黒い人が多く、毛深い人も多く紫外線から守る。

欧米人の肌は表皮が厚く真皮が薄い、日本人は表皮は薄く真皮が厚い、

欧米人は乾燥の気候のため表皮が厚い、日本の気候は高温多湿のため表皮が薄い。

気候と環境が長い年月をかけ皮膚の変化が進化したと考えられる。

欧米人はにきびやできものも多いには真皮が薄いため新陳代謝が悪い、

日本人の真皮は欧米人よりも新陳代謝がよいためにきびや吹き出物が少ない。

環境によって皮膚は変化していく。