スタイリストのためのスペシャリストカラー

プロフェッショナルなヘアカラーを覚える

1.バレイヤージュ・ホイルワーク 2.アンダーコントロールテクニック

ヘアサロンの質が問われていますがケミカルな情報から、

ヘアカラーやパーマなど幅広い知識と分析力が必要です。

スタイリストがプロフェッショナルといわれるテクニックやカラー理論をピックアップしました。

目次

1.バレイヤージュ・ホイルワーク

2.アンダーコントロールテクニック


1.バレイヤージュ・ホイルワーク


■バレイヤージュはフランスやイタリアであるラテン系が本場

イギリスやドイツなどは幾何学的なホイルワークが多く、

フランスやイタリアは自由で絵を描くようなフリーハンドなバレイヤージュが多い。

へデザインやお客さまの好みによって使いわける。

 

ホイルワークの日本での情報は「ダニエルギャルビン氏」の技術を、

ホーユーが提携しヘアサロンに広めました。カキモトアムズなどはこの技術をそのままスクールで広まり、

ホイルワークはめずらしいものではなく、ホーユーのスクールを受講すれば覚えられます。

*ホイルワークはカットの削ぎなどで途中でラインが切れるマイナス面がある。

 

むしろ経験や知識が必要な技術はバレイヤージュだと思う、

フランスが本場で日本ロレアルで年に1回カラーセミナーで実習があります。

使いかたの基本でもある3種類を使いこなす。

 

1.Vバレイヤージュ(ベーシックテクニック)

ラインをV字の3本線でいれる基本的な技術です。

薄く濃くを少しずつグラーデションを入れるとキレイ。

2.サーフバレイヤージュ(両側が太く-太さや細いラインを入れる)

両サイドを太い線でかこみ、中央付近は細いラインをつけていく。
自然でアクティブなグラーデションです。

3.ライン(線の太さや細さで強弱をいれる)

フロント付近の目立つ部分にハイライト状にいれていきます。
部分的にめだつように入れていきます。


1.アンダーコントロールテクニック


■カラーコントロールの考え方

「トーンアップ」

健康毛のカラーは4レベル黒髪(バージン)はトーンアップする場合は、

ティントに色はみにくく、鮮やかさが透明感が出にくいなどの問題があります。

 

ティントの色は反応しにくく、発色が弱くなるので、

アンダートーンの暖色系=ブラウン(まろやかなベージュー)味が出やすい。

透明感出し、希望色より高い色でナチュラル系のタイプを使用します。

 

「トーンダウン」

すでにアンダートーンが削れている既存毛を、

希望色の色にトーンダウンする場合は、ティント(明るくすること)の色が見えやすい、透明感が残る、

イメージした明度になりにくい。注意する点は発色や透明感が過剰にならず彩度を弱める。

 

明度調整を単に色素を加えるだけではなく、ウォーム系ブラウンなど補い、

カラー剤の過剰反応を迎えることができます。