ロレアル inoa(イノア) の特色とレシピ
オイル革命「トリートメントカラー」の先進性
オイルカラーの良さは色持ちの良さと染料の開発力が他メーカーに比べ特化しています。
国内にあるメーカーに比べ広告宣伝があまりうまいとは言えないロレアルですが、
商品開発力は群を抜いています。1カ月にかける世界の開発費だけで年700臆円~
ですが、
国内にはカナガワにロレアルの研究所もあり、日本人の髪質にあった研究を行っています。
ロレアルの良さは1.商品開発能力 2.色持ち 3.髪質深く入る染料 4.日本人にあった色味(グレージュー)
世界特許においてヘアカラー染料がもっとも多くの特許を持っている企業の一つです。
国内でのオルディーブやコレストンプラスに比べ色の持続性が高く、毛髪内に染料がしっかり入りケア成分と同様に、
染料も深く入り「6週間持続」します。コレストプラスなどはホームページで8週間持続と謳っていますが、
白髪の染まりにくい人は、遠赤外線マシンにいれないと色が深く入らない。
*コレストンは光沢感が高く、鮮やかな色合いに優れています
ミルボンのオルディーブは酸化染料内に酸性染料を配合されているため、
色落ちも悪く染料が流出します。
ロレアルシリーズの良いところはスタンダードライン「アルーリア」は商品の出来も素晴らしいです。
*ミルボンは年2回オルディーブシーズンカラーの色の評価も高い
中でもオイルカラーは60%のオイルと、40%の水分からヘアカラーの画期的な商品です。
オイルが配合されているため、アンモニア無配合のうえアルカリを20%カットし、髪のダメージを防いでいます。
色の深さ光沢感や手触り感が優れている「イノア」オイルカラーです。
1.inoaの革新
世界の化粧品会社有数のメーカーで2017年に3兆円の売上高を誇る。
年間700臆円の研究開発費を注ぎ、1日2~3臆円は開発費にそそぐ計算です。
ちなみに美容室専売品では日本最大のミルボンは(売上)3百億円~3百億円前後です。ウエラは分社しP&Gから米国の香水メーカー・コティーが買収。
ウエラの本社はドイツと変わりませんが心配な部分がありますね!
*ウエラ・ミルボンなど染料については各メーカーは、個性があるので使う質感や色で選択すると良い。
inoaの場合ヘアカラーメニュー数が、30種類(2020/3月に明彩度発売)と少なく、スタイリストの応用力が必要とされ、
オリジナルな色を自らスタイリストが調合を行う。他メーカーのウエラ(イルミナ)やミルボン(オルディーブ)は単品で発色するので、
ハイトーンカラーやダブルカラーなど応用力が必要がなくなり、若いスタイリストにはよい影響を与えない。
【ロレアルの歴史】
ロレアルは1907年に創業しヘアカラー「ウジューヌ・シュエレール」が世界で初めてヘアカラーを開発し、
現在のロレアルを築き世界中で安定したヘアケア商品を製造販売しています。
そんな歴史と化学的な商品開発力をそなえたロレアルが革命ともいえる。
「オイルカラー」のinoaをご紹介します。
【オイルカラーの使い方】
オイルカラーの使い方をマスターするには3カ月間くらいはかかります。
ブラウンベースで透明感のある発色で、グレー系の色が主体のヘアカラー剤です。(暖色系の色はキレイですが・・・)
もともと暖色系の色は定評がありますが、グレジュー染料の特許をもっているイノアは寒色系が良くなっています。
寒色といっても日本人の髪にあった色で、ブラウンですので、寒色系を中心に組み立てれば失敗は少ないです。
グレイカラーは1番11番17番を中心に、明るい色は3番のゴールドで、ベージュは13番です。
アルカリカラーもダブルカラーのセカンドでも十分使えます。
外国人のような発色も可能です。下の画像はブリーチ後に11の寒色ベースの組み合わせです。
目次
1.inoaの革新
1.inoaの革新
■キューティクルは撥水性でオイルとなじみが良く、膨張させずに、髪を傷つけないヘアカラー
世界でもロレアルだけの特許でも主成分でもあるオイル60%主成分「OIL DELIVRY SYSTEM」オイルデリバリーシステム。
10年間他のメーカーにも真似できなかったロレアルの世界特許。
1.全く新しいダメージ軽減「一切を膨張させずに、髪を傷つけない」
2.完全なNO刺激臭「サロン環境・サロン体験が根本から変わる」
3.オイルグロス発色「最小限のアルカリ剤で放つ奥深さ×透明感×グロス感」
●O.D.Sの根本的に異なる主成分のちがい
通常のヘアカラー剤はオイル配合率は数%で、アンモニア・水・アルカリ剤・染料・アンモニアです。
イノアはミネラルオイル・アルカリ剤・染料・MEAの成分です。「オイル配合率60%」
オイルの配合率だけを見ても理解できるます。
O.D.Sの根本的に異なる染毛プロセス1
「従来のアルカリカラー」
通常のヘアカラー・・・髪表面にさらされ、
キューティクルを膨張させてアルカリ剤を膨張させてアルカリ剤が染料に浸透
「オイルカラー」
〇オイルが髪表面に付着
〇オイルが水に溶けた染料とアルカリ剤を押し込む。
O.D.Sの根本的に異なる染毛プロセス2
髪表面のキューティクル付近は親油性からなり、毛髪内部は親水性の構造になっています。
水を主成分とした従来のヘアカラー剤と、オイルを60%のイノアのちがい。
根本的に違う染毛プロセス
1.水とオイルは反発し合う。水はオイルから逃げ出そうとする。
2.親水性の髪内部を逃げ場として、有効成分を持った水分が毛髪内部に浸透していく。
ヘアカラーにおける毛髪の構造
一般的に髪表面は親油性で髪内部は親水性、つまり毛髪表面は油と親しみやすく毛髪内部は水と親しみやすい性質にあります。
イノアの主成分はオイルですので、薬剤を塗布すると、まず髪表面にオイルが接着します。
一方で成分中のオイルの中から浸透圧の関係で逃げ出そうとしますが逃げ場所はひとつしかありません。
雄一逃げ場所があるのは本来親水性の内部の毛髪内部。
アルカリ剤と染料が溶けている水は、オイルに押し出されように髪内部へと流れていきます。
オイルを常識ではありえない量を配合することで初めて、
キューティクルを一切傷つけず、有効成分を毛髪内部に入れ込むことに成功。
これがオイルデリバリーシステムです。
O.D.Sの根本的に異なる染毛プロセス1 2
〇オイルが髪表面に付着⇒アルカリ剤によるダメージを保護することができる。
〇アルカリ水に溶けた染料とアルカリ剤に押し込む⇒成分の浸透効率を格段にさせることができる。
①かってないダメージ軽減を実現
②Noアンモニア処方のため完全無臭
キューティクルを傷めず有効成分を毛髪内部に運んでいく事が可能になり、
少量のアルカリでも浸透・発色が可能→アルカリのかってないレベルの効率化が実現されました。
毛髪内部を膨張させるためのアルカリがそもそも全く不要になり、
発色だけに必要な最低限のアルカリのみで染毛可能に。
O.D.Sのメリット1
業界初、髪を傷つけない雄一の染毛手段
〇数十回ヘアカラーを重ねても18MEAは10%以下にならない
〇通常のアルカリカラーはたった1回の施術で18MEAが60%以下になります。
定期的に行われた場合、約5回目の施術で10%以下に。
18MEAが減らずにダメージを迎える
inoaと通常のアルカリカラーで施術したあとの18MEA(手触り感に最も影響する脂肪酸)の量で比較です。
日本人女性の18MEAの量を100%とした場合、通常のヘアカラーではカラーに比べてたった1回で約40%も18MEAの量が少なくなります。
一方inoaはほんの数%しか減少しません。定期的にカラーされたあと、
髪の18MEA量が100%以下になった時、髪を触るとそのダメージ毛を不快に感じレベルに到達。
一方inoaは数10回重ねても、そのダメージレベルに到達せず、いくら施術を繰り返してもダメージを感じることなく施術可能です。
O.D.Sのメリット3
オイルグロス発色・・・色が奥深くでも透明感があるグロス発色
日本人女性が好む色「赤み・黄み」の徹底した迎制
*シャンプーによる回数を変化
グロス発色によって赤み・黄みが迎える
上のグラフはカラー直後から、シャンプーを30回重ねてもヘアカラーに比べて、赤の色の補色が緑みに備った状態がし、
まだ黄味の補色である青味へ、ヘアカラーに比べ備りが続いている状態です。
いかに色の方向性として、日本人女性が好む赤み・黄味を感じづらい発色と褐色を実現しています。
ただ、奥深いだけではなく、透明感とかって感じたことのないグロス感。従来のヘアカラーとは歴然と差がでるのも、
常識にないODSによる別次元の染毛プロセスによって実現が可能に。
抜群の毛触り・つややかでなめらかな質感へ
〇ロレアル独自開発の毛髪保護剤「イネオンG」「セラミド」を配合。
更に毛髪保護剤「高分子カチオニックポリマー」を配合。
〇100回を超えてもコンテストが行われ、使用サロン調査でも高評価のつややかさ。
〇ペーハー濃度迎えながら染料のパワーを落とさずしっかり発色。
●inoa鉄板レシピ
イノアは中明度を中心に作られています。グレイ(白髪)カラーから、ヘアカラーの頻度の高い5Levelから9Levelまでです。
ブリーチ後のセカンドヘアカラーに使う場合がありる。髪のダメージをオイルカがキューティクルに包むことで、傷まず毛触りの良い仕上がりと、
鮮やかでしかも持ちの良いイノアオイルカラーです。
傷んだ状態や新生毛や既存毛によって使い分けます。
「2剤は6%と3%を使い分けますが、髪の状態いがいに染まりやすい、軟毛にも3%を使う場合もあります。」
*イノアのアルカリカラーの色の特色
イノアの明るいカラー(ハイートーンカラー)を単品で使うことは少ないですが、セカンドカラーのように明るめは使いやすく、
日本人の黒髪にあったグレジュー効果が得られようです。
カナガワにロレアルの研究開発研究所があり、日本人の髪にどんなタイプの染料がよいのかを研究しています。
特に赤みや黄みを嫌う日本人の特性を考え、染料バランスや毛触りのよいトリートメトカラー(オイルカラー)を開発。
アルカリの明るさや彩度のバランスをみて今年の3月に発売されました。
色は濃くツヤがあり触り心地も抜群です。
〇明るくしかも寒色系でありながらブラウンに近い色
5.00+8.11+6.01+LIGHTENER 2:2:1:2
*彩度は低い色に染料をプラスし明るさはライトナーで明るく
〇上品なプラチナパープルで華やかをプラス1
8.21+8.021+VIOLET 1:1:1
*深く鮮やかな配色で新鮮な暖色系を表現。ロングの場合はアンダー調整で色を選択
〇健康的で清楚な雰囲気の質感で表現
8.1+8.3+4 1:1:1
*ブラウン味でありながらツヤをつくり出す色
〇アッシュおすすめレシピ
8.11+BLUE 5:1
*アンダーの黄みが嫌いな方は10%ほど8.21ほどを入れると効果的
〇日本人の肌に合うピンク系レシピ
8.6+8.3+VIOLET 1:1+10%
*クリアの色みを求める方は8.3の代わりにYELLOWもおすすめ。
〇やわらかな中明度ベージュ系レシピ
6.13+LIGHTENER 2:1
*約8Levelの仕上がりに、ライトナーの配合バランスで明度をコントロール。
〇程よくくすみ感のあるブルーバイオレット
8.21+VICLET 10:1
*アンダーの黄みの嫌いな方は10%ほど8.21を入れると効果的。
〇ほどよいピンクベリーピンク
8.6 +8.21 2:1
*暖色系ベースに赤味のあるブラウンをプラス
〇ロレアルお得のグレジューの色が表現できる
8.11 +BLUE+LIGHTENER 4:1:1
*ロレアルしか出せない青味や緑味をプラスした配色
*イノアは他のメーカーとは異なり30分自然放置と長く、長めの時間設定で根元から発色も良い。
アルーリアもそうですがロレアルのヘアカラーは肉眼で暗く見える傾向があります。
これは、ロレアル独自の赤みや黄みを消す「グレジュー効果」が関係しているように思う。
根元から毛先かグレイカラーも白髪がしっかり染まり、オイル効果で抜群のツヤ感があります。
〇淡いピンクにブラウンをプラス(グレイカラー)
8.032+8.21+8.6 2:1:1
*やわらかい質感を表現できる
〇淡いピンクにブラウンをプラス(グレイカラー)
8.032+8.11 2:1
*やや明るい8levelくらいのグレジュー
〇透明感のあるグレージュカラーの色(グレイカラー)
8.032+8.11 2:1
*やや明るい8levelくらいのグレジューで、毛先はアルカリレシピで8.1+Blue
〇濃いグレージュカラーでしっかり染まるタイプ(グレイカラー)
6.01+6.032 1:1
*白髪を染め7levelくらいのグレジューで、毛先はアルカリレシピで8.1+8.021(パープル)でバランスを図る
〇日本人にあうまろやかな赤み(グレイカラー)
8.035+(8.6 +LIGHTNER)={1:1(1:1)}
*ブラウンベージュ系の定番レシピやや明るめに仕上がる
〇赤み黄みの褐色がでずらい配色です(グレイカラー)
8.035+8.1 = 3:1
*ツヤ感を出しながら色もしっかり(白髪染め)主張するレシピです
〇まろやかな赤みとナチュラル系の色あいです(グレイカラー)
8.035+8.6 = 3:1
*ウォーム系と言われる色味で普通の色といわれたらこの配色
〇赤みが強いナチュラル系の色あいです(グレイカラー)
8.035+(8.6+8.21 ) = {1:1(4:1)}
*ブラウンベース
*にブラウンに青みをプラスし持ちのよい色合いです
毛先はアンダーの色をみて補色を入れたり、強調色をミックスし傷んだ部分は過酸化水素の1%-3%を使用。