歴史上のことわざは現在でも通じる

IT頭脳はデーターの蓄積した方向性を示すもの

1. 現代の姿を読み解くカギは歴史(過去)にある 

ITがこれからの世の中の方向性を示すとメディアでも騒がれています。

工場の生産性やデーター管理など人間では瞬時に判断できない頭脳を、IT頭脳をはじめ大型コンピューターが活躍しています。

人間の疑心暗鬼や疑いなど、コンピューターではインプットできない部分は人間が関わり、

 

ITのよい部分と人間しか考えられない複雑さが関わりより良い方向性を示す。

世の中が進んでいても人間が考える「なにかに疑問」をもつような知能をITは持ち合わせていないようです。

人間の持つ考えの根底は歴史にあります。

目次

1.現代の姿を読み解くカギは歴史(過去)にある 

2.戦国武将が説いたことわざ


1.現代の姿を読み解くカギは歴史(過去)にある 


■生きることにはさまざまな試練が存在する

世の中には何もなくとんとん拍子で順風満帆な人生を歩んでいるような人をみかけますが、

どんなに優れた人間であっても困難なことを逃れるのは不可能です。

宗教には生老病死(しょうろうびょうし)という大きな苦しみに耐え、

 

愛別離苦(あいべつりく)愛する人との別れ、怨憎会苦(会いたくない人に会う)、求不得苦(欲しいものが手に入らない)、

五陰盛苦(肉体があるゆえの苦しみ)4つの苦しみ加えた四苦八苦が、生きることにまつわる苦しみと説いた心理があります。

お金持ちの人も貧乏な人も全て平等な人生だと宗教で説いたものです。

 

歴史的にいまも残っていることわざですが、何百年前の祖先もいまとまったく同じ気持ちをもっている。

人は気持ち次第でどうにでも変えられ気持ちになってきます。

苦労を苦と思わず前向きに考えることで、気持ちも楽に「自分らしく生きられる」ことではないでしょうか。

 


2.戦国武将が説いたことわざ


■美容業に通じる戦国武将

戦国武将の中でも強烈な個性と強さを誇った武田信玄は、数々のことばを残しています。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」社会の本からビジネスの格言にも多く使われている名言。

いくら資金を積んで素晴らしい設備と環境を整えても、

 

働いている人が心が離れてしまっては会社も成長できない。

戦国大名としては非情な面もあり、父親を追放し目付役を切腹を命じるなど厳しい側面も持っていました。

領土の民衆からの信望も厚く、目付役に切腹を命じた兄弟が合戦に活躍するなど、

 

人を大事に信頼し合える絆を持てるなど、人を大事にすることは書物から武田信玄の人間が浮かび上がっています。

中でも「我、人を使うにあらず。その業を使うにあり」信玄は槍と馬の合戦では連戦連勝だと記されています。

人を見下すことはせず、人が得意としている長所を伸ばすよう考え仕向けたと考えられます。

 

普通は人をいかに使うか?と思うのがいまの経営者の考え方ですが、

人のよい部分を発揮し、人を生かしたとされる考えがあったと想像できます。

いまも多くの書物が発売されていますが、歴史的に残された書物は一番の参考書籍だと思います。