ヘアサロンにおける薬剤の影響力
現在は薬剤の進歩が進んでいる使い手(スタイリスト)が選べるか
1.薬剤をサーチする情報力で見極める 2.アルーリア・オイルカラー・アドミオのように直接染料だけを使ったメーカー
メーカーも国内ではたくさんの薬剤を製造していますが、それだけに見極められるだけの知識と情報力が必要です。
薬剤の見識はどこも変わりなく、技術による比重が大きいと言われましたが、
メーカーによって薬剤は大きく異なり、品質にも大きな差があると感じています。
ヘアカラーに関してはメーカーの研究開発の力が大きい、カーリング剤が厚生労働省が許可されて時間もたっていないため、
カーリング剤(パーマ)の薬剤進化はこれからです。
いずれにしてもスタイリスト自ら情報を集め知識を高めることが大切です。
目次
1.薬剤をサーチする情報力で見極める
2.アルーリア・オイルカラー・アドミオのように直接染料だけを使ったメーカー
1.薬剤をサーチする情報力で見極める
■ヘアカラーの群雄割拠の状況でどこがいいかがわからないスタイリストが多い
これだけ多くの種類のヘアカラーが分別されていますが、扱うスタイリストが理解していない状態です。
発売されたヘアカラーのセミナーに参加できればいいのですが、なかなか多すぎので日程的にもムリがあります。
ほとんどのスタイリストがパンフレットやPCやスマホなど商品紹介をみて判断します。
商品の選択もディラーさんからの紹介もありますが、かなり勉強している担当者でない限りむずかしい。
ディラーさん場合はメーカーからの付き合いや、しがらみがあるので客観的によい商品を見分けらない。
パンフレットや友人からの声を聞いて、何社か見本をいただいて使用することをおすすめします。
国内メーカーのカーリング剤で売れているのは、アリミノコスメのカーリング剤です。
カール感が大きめのカール状のかかる特性をもち、ふんわりかかるのがコスメパーマ系の特性です。
そこがスタイリストにうけて使われていますが、もう半歩先のカーリング剤がいまのトレンドです。
経営とサイエンス11月号にも発売されたプレックスタイプの使ったカーリング剤です。
マレイン酸やレブリン酸と活性ケラチンをつかったカーリング剤です。
主に中間処理剤として使いシステイン酸や除去し、髪の内部を活性ケラチンで埋め、カールを均一に持続性を高める。
髪質改善のトレンドの先頭に立っている中谷靖章(株式会社イングラボ)さんが推奨するカーリング剤。
経営とサイエンスやヘアモードなどにも掲載されています。
カーリング剤を使いながら髪質改善を行う。薬剤と中間処理剤について深い知識が必要です。
とても詳しく記載されていますHPこちら⇒
ぜひ、経営とサイエンスで勉強してみてください。
2.アルーリア・オイルカラー・アドミオのように直接染料だけを使ったメーカー
■国内のメーカーは補色や直接染料を使いすぎる傾向がある
ミルボンのアディクシーはデザインカラーですが、ほとんどの染料に直接染料が配合されています。
ミルボンの担当者がアディクシーやオルディーブは、混ぜないように指導するのはそのためです。
色が変色をおこし希望の色に染まらないことがあるからです。
オルディーブやアディクシーは染めた直後は発色しますが色持ちが悪い。
メリットもあってハイトーンカラーや明るいカラーの場合は、酸化染料オンリーでは発色しずらい色が出る。
ダブルカラーのブリーチ後にはオルディーブは発色はよい。
ロレアルは研究開発費にかける金額が年間700臆円と膨大な金額を投資しています。
日本にもカナガワに研究所があり、外資系メーカーで国内で研究所があるのはロレアルだけです。
酸化染料だけを使った均一な発色と色持ちの良さに定評があります。
国内のヘアカラーメーカーもロレアルの技術開発力はいたっていません。
ただ、ロレアルはsmsや広告宣伝が上手ではなく、パンフレットや薬剤の容器などに投資をしているようです。
オイル60%の配合(特許)のオイルカラーや、6週間の色持ちを発表しているのはロレアルだけです。
その他ヘアカラーの特許はたくさんもっています。
アリミノのアドミオは国内で直接染料を使わず、酸化染料だけでヘアカラーです。
色持ちはもちろん彩度も酸化染料でここまで、キレイに出せる商品の質が素晴らしい。