ロレアルイノアとウエライルミナのちがい

イルミナは単品がメーンでオイルカラーはミックスで使用

1.イルミナとイノアのヘアカラーのメリット 2.イルミナとイノアのヘアカラーのデメリット

インターネットでヘアサロンで行うヘアカラーのランキングでは、1位イルミナ、2位オルディーブ、3位がイノアです。

1位と2位は発売されてから3年~5年の歳月が流れているので、3位のイノアは2019年の3月ですから、

急上昇という点ではイノアは別格です。

 

そうはいっても1位のイルミナカラーはダントツで販売量で、各ディーラーでもイルミナの売上はいわゆる売れ筋で、

商品の扱いやすさと、アシスタントースタイリストまで同じように発色する点が評価させている。

オルディーブはハイ―トーンカラーやダブルカラーなどに適しているが、やや販売量も一時よりは落ちついています。

 

今回はウエラ「イルミナ」、ロレアルの「イノア」の商品の特性を考えてみます。

目次

1.イルミナとイノアのヘアカラーのメリット

2.イルミナとイノアのヘアカラーのデメリット


1.イルミナとイノアのヘアカラーのメリット


■イルミナの光沢感とイノアのミックスでオリジナルなカラー

【イルミナのメリット】

イルミナは他を圧倒しているのは髪の光沢感と、しっかりと分け隔てなく発色できる点です。

表面の光沢感は3人そろえて一緒に染めても、3人の中でどの人がイルミナでもわかる点です。

1人~2人が他メーカーでもイルミナを染めた人がわかるほど、光沢感が優れている点です。

もう一つはアシスタント~スタイリストが染めても同じ色に染まる点です。

発色力が優れているので、サロンワークにおいて失敗も少なく均一に染まります。

ウエラを使ったことのないヘアサロンが使っている点も見逃せません。

 

【イノアのメリット】

なんといってもプロが扱うイノアカラーは色をミックスして、オリジナルなヘアカラーが作れる点です。

ウエラもミルボンもスタイリストが1本で塗わけられるように、たくさんの種類を色を混ぜることなく種類を揃えていますが、

イノアはいま30色しかなく(2020年3月に明るいカラーを発売)、スタイリストが色を作る知識を必要とするヘアカラーで、

十分な知識と深い色彩学などを駆使してイノアは開発しています。希望として若いスタイリストが、自分の頭で考え色を調合してほしい。

他社の考え方はヘアカラーに知識がなくても、考えないなくても色が表現できる反面、サロンにヘアカラーの在庫が多くなるコストも問題も、

かかえているので、できればヘアカラーの種類を少なくしたいと希望をもっている。

 

ヘアカラーメニューは30色と少ないですが、少ないヘアカラーからオリジナルの色をスタイリスト自身が作るので、

応用性が身につくため、ハイトーンカラーやダブルカラーなどにも対応できる。

スタイリストの補色やの使い方や、色の調合の応用力が身につく。

 


2.イルミナとイノアのヘアカラーのデメリット


■売れる商品より製品の質で選択

【イルミナのデメリット】

単品で染められて便利ですが、応用力が身に付かないラインナップです。色もしっかり染まりますが、単調でワンパターンです。

色のミックスも同系色でしかミックスは推奨していない、理由は原色ではなく中間色で設計されているため、色が多くは作れないカラー剤です。

※ウエラは会社を分社化

実質株価はP&Gから米国の香水メーカーコティに買い取られていて、

ドイツの会社ではなくアメリカ企業に買われて会社でもある。

 

【イノアのデメリット】

種類も少なく思った色をだすには、一定の時間がかかり、若いスタイリストには時間も必要です。

スタイリストでも色の知識(補色やカラー理論)がない場合など、希望の色が出ない傾向がある。

ただ、グレージュの色はロレアル独自で、トリートメント効果は高い。そんな理由が微妙に影響して暗くなるのか?

 

この問題も2020年3月に12レベル前後までのヘアカラーメニューも発売され解消される。

ブリーチオンカラーのセカンドカラーにも、

オイルカラーのヘアスタイルも使えます。