カール剤とシステアミンでパーマ変革を唱える
カーリング剤が主役になりつつあるパーマの流れ
1.コールド理論の変革 2.ヘアデザインを活かしたカーリング剤
従来のパーマ剤からカーリング剤の時代に突入しました。
いまの還元剤の出荷量はカーリング剤のシステアミンで、チオグリコール酸は出荷量が減っている。
そもそもパーマの強さやヘアデザインのトレンドに合わせた、還元剤が必要に合わせ髪質にあったものが売れる、
チオグリコール酸はどちらかというと従来に合ったパーマ剤で、
システィアミンはカール状(弱め)ウェーブ状(ややしっかり)と2つに大きく区分けされています。
パーマ剤の進化も時代の流れに沿って変わってきています。
目次
1.コールドパーマのトレンド
2.イルミナとイノアのヘアカラーのデメリット
1.コールドパーマのトレンド
■コルテックス内に還元剤は侵入しないとした理論
美容師は学校でコルテックス内に還元剤が侵入しs-s結合を、切断-再結合と考えられていましたが、
どうやらこの理論に異を唱える、メーカー(国内の薬剤メーカー)に長年つとめトップの方が、
電子顕微鏡でみたところ、還元剤がコルテックス内まで侵入した形跡がないことを確認しています。
*クリープパーマは理論上ありえないことだと語っていました。コルテックス内に薬剤が形跡がないからです。
その方の理論ではキューティクルがパーマをかけるために重要な部位であると唱えています。
キューティクルは欧米の人は12枚前後で、日本人は0枚~10枚といわれ、
キューティクルを折り曲げパーマがかかるとい理論を掲げています。
この話はとても興味深く、実際この理論をベースに薬剤も販売していて、
クチクラのプロ用商材はカーリング剤をはじめプレックスタイプなどの、システムトリートメントなど数多く販売しています。
例:還元剤も2つのタイプで構成され、還元剤チオグリコール酸(1%)システアミン(2%)を還元剤で使用します。
※クチクラHPはこちら⇒
軟化あとはマレイン酸とレブリン酸を希釈し、中間水洗で酸化力を高めカールのもちを高める。
軟化タイムも8分でOKで、カール形成力も素晴らしく均一にかかります。
扱って失敗したことはなくとても扱いやすい商材です。
事実こちらのメーカーは、ヘアモードやしんびようなどに広く掲載されています。
信頼のある情報ですのでぜひ使ってみてください。
2.ヘアデザインを活かしたカーリング剤
■ソバージュの「クシャ」とした質感からヘアデザインを活かすカーリング剤
パーマがチオグリコール酸が中心の時代は、ソバージュのような強めなパーマが主体でしたが、
いまのトレンドはヘアデザインを活かすようなカールが多く、強めのパーマの方はほとんどお客さま少ない、
チオグリコール酸が薬剤の需要が落ちているのは自然なこと。
コスメパーマは厚生労働省が法律を変更し、化粧品扱いから薬剤として認可する濃度基準が変わり、
システアミンも低濃度であれば使えるよう改正されました。
このタイプの薬剤は巻いてような大きなカールにかかる特性があり、
チリツクようなかかりではなくフンワリかかる。ただ、カラー毛や縮毛矯正など傷みのある毛髪には、
チオグリコール酸なみにかかるので扱いには十分に注意が必要です。
カール感のある質感や、ややカールを強めにかけるウェーブ感にはシステアミンがベスト。
カットのデザインを活かすカーリング剤は、パーマを強いウェーブにするとヘアデザインが崩れ、
ヘアデザインをいかした質感ではなくなってします。
カーリング剤を活かしたヘアデザインは、トレンドにマッチしたカーリング剤といえそうです。