ヘアセットは新しい時代にルーズ感のあるアップ

ルーズ感のあるアップは経験と努力で養う

1.編みこみを全て覚えるよう練習 2.折り紙のように順序やカタチを意識する

旧世代の美しい面と量感のあるヘアセットが得意な世代の方でも、

ルーズなアップヘアを作るのは努力しないと覚えらないようです。私はいまヘアセットスクールに通いルーズなアップを勉強し、

若い世代のママや、成人式、披露宴、お宮参りなど着物に合わせお客さまにヘアセットが喜ばれます。

 

ルーズすぎない硬めのルーズアップするなどルーズでもパターンがある。

ベースとしてルーズアップを覚えること、硬めのルーズアップと幅も広くなる。

編込みでも、三つ編み・四つ編み・裏三つ編み・片三つ編み・丸三つ編み・丸四つ編みなどがあり、

 

編込みやロープ網を駆ししてルーズアップを作っていく、毛束を引き出したりしますが、

毛束の引き出しでも緩いセットが好きな人や、硬いセットが好きな人がいるので合わせて合うように作る。

いろいろな要素がからむいまのヘアセットは、従来のヘアセットより技術や工夫が必要です。

目次

1.編みこみを全て覚えるよう練習

2.折り紙のように順序やカタチを意識する


1.編みこみを全て覚えるよう練習


■編込みやロープ網を覚えヘアセットに合わせて質感を調整する

緩やかなアップヘアがトレンドのヘアセットである以上、技術を覚える必要があります。

ルーズな質感でも、やわらかい質感、硬めの質感がありますが、質感によって調整するスタイリストのデザイン力も大切です。

やわらかい質感であれば、スタイリストも弱めのに仕上げ、硬めであればやや力をいれる。

 

しっかり力を入れると旧世代のような固いヘア仕上げになってしまう。

ゴムなどもやわらかい質感にあう100円ショップで販売しているシリコンゴムを使用し、

毛束のベースになる部位は硬くする必要があるため、黒ゴムなど従来のタイプを使用します。

 

編込みも同様ですが、編込みの場合は丸三つ編みが使いやすい。丸くホールのように形状であるため、

丸くボリュームがとれシルエットバランスが整うからです。ロープ網はサイドに使うテクニックですが、

シニヨンの部位には丸三つ編みや丸四つ編みを覚えると、バランスもとりやすくシニヨンヘアに必須です。

 

さらに冒頭でも編込みの種類を説明しましたが、マスターするだけでかなり応用ができる技術です。

編込みやロープ網はひねりや、デザインによってはテンションが必要になってきます。

前から横からスムーズな毛流れを作るため、ロープ網などもひねりを半回転することで、サイドの結び目がキレイに仕上がります。

ここでテンションを入れると結び目がキレイなラインがでてきません。

 

全体のデザインや部分的なデザイン部位によって、緩ませるロープ網だったり、

ボリューバランスにあった丸四つ編みなどデザインによって変化します。

そういった技術的な部分は雑誌や動画などでは、読み取れることはないので、自身で考え練習するしかありません。

 

 


2.折り紙のように順序やカタチを意識する


■ヘアデザインの順序を覚え折り紙のように作る

ヘアセットの場合は全て手順と順序を組み立て、ピンの留める位置やカールの出す位置など細かな部位まで計算が必要です。

感覚だけのヘアセットが理想でありますが、手慣れ人であれば十分にこなされますが、

普段はカットやカラーやパーマなど通常の仕事のスタイリストはそうはいきません。

カウンセリングから全体のヘアスタイルの好みは把握し、全体にわたり希望のヘアデザインを理解する。

ヘアセットの場合は当初からヘアデザインを決めていないと手順が悪くなり、

時間などお客さまに設定された場合などやり直しがきかないので注意する。

 

ヘアセットの場合は器用な人が有利なのは間違いありませんが、

努力によって不器用な人でも上達すると信じています。*私がそうですから

折り紙のように基本をしっかり認識し手順と流れをつかむことで、お客さまが好むトレンドヘアを提案できます。