イノアテクニカルミックスガイド
イノアは種類が少なくプロフェショナルがオリジナルな色を表現する
1.グレイカラーミックス 2.アルカリヘアカラーレシピ
イノアの場合は他メーカーに比べヘアカラーの種類が少ない、プロフェショナルなミックスを覚え表現するタイプです。
ウエラのイルミナやミルボンアディクシーは、単品で使うように仕上がっていて、アシスタントでも使える反面、
若いスタイリストが考えないで色が出せる点で、応用力が身につかないのがデメリットです。
イノアの場合は逆で、アシスタントでは使いこなせないヘアカラー剤です。
考えながら色を作りこんでいく商品であるため、イノアの使用方法をよく理解して使う必要性があります。
何点が基本的な部分を理解して使う必要性があります。
目次
1.グレイカラーミックス
1.グレイカラーミックス
■グレイカラーの使い方の前に使用法も考えてみましょう
〇放置時間:イノアの新生毛の放置タイムは35分と他メーカーに比べ長めの設定になっています。
〇剤の選定方法:イノアオキシダンクレーム(2剤)
【軟毛・乾燥毛等染まりやすい髪~既存毛 3% 硬毛・脂性毛等、染まりにくい毛~標準毛 6%】
他メーカーでも2剤の使い方で硬毛が6%で乾燥毛3%との使い方が一般的のようです。
放置時間は新生毛は35分で既存毛は15分~20分が目安になっています。既存毛の人の中には染まりや、
レベルダウンがしずらい人は、放置時間のようなコントロールではなく、薬剤ミックスでコントロールしたほうがいいでしょう。
■グレイカバーミックス(彩度を表現しながら白髪をカバーする)
約9レベルに仕上がるレシピ(ガイドライン) 1:1:1
〇明度(LIGHITNER) 1:
〇色味を出す色 「8.1(グレー)8.11(ブルー)8.3(イエロー)8.7(ブルー)8.4(オレンジ)8.6(赤褐色)8.21(パープル)」 1:
〇白髪をカバーする色「6.35(暖色系グレー)6.32(寒色系)」 1
約7-8レベルに仕上がるレシピ1:1
〇色味を出す色 「8.1(グレー)8.11(ブルー)8.3(イエロー)8.7(ブルー)8.4(オレンジ)8.6(赤褐色)8.21(パープル)」 1:
〇白髪をカバーする色「6.35(暖色系グレー)6.32(寒色系)」 1
約5-6レベルに仕上がるレシピ1:1
〇色味を出す色 「6.011(ブルー)6.07(マット)6.017(アッシュグレイ)6.01(グレイ)6.021(パープル)6.03(イエロー)6.06(赤褐色) 1:
〇白髪をカバーする色「6.35(暖色系グレー)6.32(寒色系)」 1
白髪が染まりが悪いレシピ1:1
〇色味を出す色 「6.011(ブルー)6.07(マット)6.017(アッシュグレイ)6.01(グレイ)6.021(パープル)6.03(イエロー)6.06(赤褐色) 1:
〇白髪をカバーする色「5.00(ナチュラルダーク)3.00(寒色系ダーク)」 1
グレイカラーの場合035は暖色系と032は寒色系に使うことが一般的ですが、
使い方として035は暖色系+032は寒色系でもOKです。
種類が少ないですので発色が出にくい色あります。個人的は9レベルで明るく、白髪も染まる色の調合がでずらいです。
まろやかな赤味で白髪も染まる。コレストンプラスでいうと12-95+5/07のレシピです。
明るい色は12レベルで、染料の濃さが5レベルのグレイカラーのミックスです。
来年の3月には明るいイノアのメニューヘアカラーが増えるそうなので、ホットしました。