いまどきのヘアセットにアドバイス情報
ベテランスタイリストでも若い子の傾向を知る
1.髪の表面のルーズ感や顔回りカール 2.編込みの種類をマスター
ベテランのスタイリストの嘆くことばを聞かないよう、成人式や披露宴のヘアセットでガッカリさせないよう、
いまどきのヘアセットを理解している必要があります。スタイリストのなりたての子はスキルが足りない、
ベテランはスキルがあっても、若い子の傾向を知らないため、従来の固いヘアセットを作ってしまう。
お客さまからリピーターが得られなくなり、ヘアサロンの信頼が失われます。
普段から若い子の情報や、ヘアセットセミナーなどで習った情報をお伝えします。
仕事で役立ててくれれば幸いです。
目次
1.髪の表面のルーズ感や顔回りカール
2.編込みの種類をマスター
1.髪の表面のルーズ感や顔回りカール
■動画やヘアセット雑誌でも情報を得ることはできない
ヘアセットは見て覚えるということが一般的ですが、べテランのスタイリストでも習得するのはむずかしい。
新日本髪やかぶせなどスキルがある技術とは異なり、発想がブラシやコームより、指先のザックリ感など、
ルーズに仕上げるヘアセットデザインが、”いまどきのセット”だからです。
いつもコームで表面をキレイに仕上げてヘアセットが習慣のスタイリストが、
アイロンで表面を作り、指でザックリ感の仕上げは、動画や写真を見ただけでは出来かねます。
顔回りのカール感のだしかたや、編込みでもすくい編みから、丸三つ編みや丸四つ編みなど、ホール型などもあり、
使う部位によって表現の仕方も変わります。ヘアセットで多いのは、ロープ網やすくい編みが効果的です。
編込みひとつとってもあらゆる種類と、ルーズな質感を組み込ませて、
表現力をアッパさせ、可愛らしさや、女性らしいヘアデザインを、今風に仕上げます。
2.編込みの種類をマスター
■ブライダルには四つ編みを、ナチュラルなシニヨンにはすくい編み
いまほどご要望が多い編込み使うヘアセットが多く、アップのお団子や、サイドのすくい編み、
シニヨンの丸三つ編みなどスタイルやイメージなどで、使われるパターンを覚える必要があります。
ルーズさのザックリ感と、編込みと、顔回りのフリンジグカールなどです。
20代前後の女性はかわいいヘアセットを希望する場合が多く、
すくい編みをサイドビューにあしらい、顔回りのにフリンジカールで、かわいいらしさが倍増されたヘアに仕上がります。
編込みでも、シニヨンの部位に、指でほぐしながら、シルエットバランスを整えます。
和服や洋服にあった調整をそこで行います。編込んだシニヨンを自由自在に、ボリュームを操れるようになれば、
成人式から洋装のパーティーヘアやブライダルヘアまで、お客さまのイメージにあった表現力が身につきます。