パーマ(カール)コントロールできる時代に突入
薬剤・水洗・中間処理剤を適切に行う
1.薬剤の最新知識 2.ショートからロングまでコントロール
つい10年以上前に友人からカットは数学のように計算できるが、パーマはスタイリストの完成だねぇって言われた覚えが、
実際その時期はその言葉が当てはまっていました。
10年前といえばそんなに変わっていない感じがしますが、薬剤の開発を日夜努力している、
薬剤メーカーやディラーさんが存在します。そんな今の時代にあった薬剤と、
スタイルにあったカール(パーマ方法)剤にあった効果的な使い方、
カール剤がコントロールが可能であることを考えてみました。
目次
1.薬剤の最新知識
2.ショートからロングまでコントロール
1.薬剤の最新知識
■本物の薬剤についての情報網が大切です
メーカーも薬剤について知識を、スタイリストのあおぐパターンも多く、
メーカーとしても現場で働いているスタイリストの生の声を聞いて、開発のための情報集めに追われています。
現場で働いた意見を聞くのも開発の手助けされていますが、本気で開発する力はメーカーによって異なるようです。
スタイリストでも熊本の有本さんや、名古屋の一木さんは薬剤にも詳しく、メーカーさんより知識もあります。
ウェーブでも「ラミダスカール」を使用しています。一木さんとイングラボ中谷靖章さんの作った薬剤です。
今どきのカールデザインに仕上がる、コントロールが可能な薬剤です。
冒頭でも説明した通り今どきのカールは、カール&パーマで弱めと、フェミニンな質感がトレンドです。
それにあったヘアデザイン通りにコントロールができるカール剤を2章で解説します。
2.ショートからロングまでコントロール
■カットデザインを活かすカール剤(パーマ)
パーマも奥が深い技術ですが、今どきのヘアスタイルに合わせてこそ、
お客さまのニーズにあったヘアスタイルに組み合わせるような、カール感やフェミニンなウェーブ感を出す、
ヘアデザインをつくるヘアスタイルを作ることが、デザインイコールの技術に結び付けます。
スタイリストがいつまでも同じ感性のままで、ヘアスタイルを作ることは、お客さまによっては失望でしかありません。
今どきのカールは、カットを活かしてこそで、スタイリストの押しつけではいけません。
*スタイリストは思っていない状態で、スタイルを作る悪いクセもあります。
ショートヘアは、髪のボリュームがなく、健康的なイメージに欠ける。
そんな場合は20mm前後のロットで、カール状にかけることでフェミニンなイメージに。
顔回りや、耳横など、ショートヘアで大切な部位を活かすためにも、カールくらいのかかり具合がgoodです。
セミ~肩につく長さ、やや重みのあるヘアデザインです。
カットの削ぎを中間毛~毛先までしっかり入れてください。髪のボリュームのカールを計算します。
カールが出るとその分どうしてもボリュームが出てしまうからです。
削ぎを入れシルエットバランスを整えます。
ロングヘアやセミロングヘアもそうですが、ヘアデザインにおいて、とくにパーマの場合は、
耳回りの部分がウェーブが必要です。この部位によってフェミニンな雰囲気が出てきます。
ロングデザインは顔回りがポイントで、その部位を壊さないようカールヘアに仕上げてください。