ダブルカラーの人気の3色のミックスレシピ
明るいヘアカラーは応用力が問われる技術
1. グレイ系・ベージュ系・ラベンダー系 2.色のレシピと補色を覚える
エモージュとは赤みを削るという意味で、寒色系のブラウンに入れ替えるヘアカラー。
ハイトーンカラーは透明感によって質感も強調される。18レベルまでリフトアップすることで、
例:ベージュ系であれば、寒色系のブラウンと、馴染みを良くするため、補色のピンクを混ぜことで、
高明度でも色が沈み過ぎずに安定し、色むらを防ぐ。
ハイトーンカラーの3大レシピを使いこなすためにも、エモージュの意味を知ることで、
グレイ系・ベージュ系・ラベンダー系のレシピを使いこなすことが可能です。
目次
1.グレイ系・ベージュ系・ラベンダー系
1.グレイ系・ベージュ系・ラベンダー系
■ダブルカラーは18~19レベルまで削る必要がある
ベージュ系へカラー3色はブリーチで、16-19レベルまでリフトアップする必要があります。
赤みが残ることで色が沈みがちに、補色のピンクを混ぜることで、沈み込みを防ぎ透明感を引き出します。
3色全ての共通しているのはクリア剤を多量に入れる、とくにベージュ系はクリア剤を多く配合。
*18-19レベルに10レベルの色をつくる場合は、低アルカリカラー6レベルを10レベルくらいまでクリア剤をミックス
全ての色にベース色の色味を選択する色を決める。
グレイ系→アッシュブラウン、ベージュ系→ベージュブラウン、ラベンダー系→ブルーバイオレット、
そこにレベル(明るさレベル)を考えて、補色をミックスして色を再現する。
●グレイ系19レベル+16レベルの場合のレシピ表
19レベルの明るいアンダーの場合は、赤みも黄みもない状態のため、ピンクとベージュをミックスし、
やわらかい色を表現する。*アッシュ単品の場合はシルバー系の色となるため。
「19レベルアンダー」
アッシュ系6レベル+ベージュブラウン6レベル+ピンクバイオレット6レベル+クリア剤 1:1:1:6(ox3%)
「16レベルアンダー」
アッシュ系6レベル+ベージュブラウン6レベル+ピンクバイオレット6レベル 3:1:1(ox3%)
●ベージュ系19レベル+16レベルの場合のレシピ表
ベージュブラウンベースに、アンダーの黄みを消すためにアッシュ系を少量プラスし、
寒色よりを防ぐため、ピンク系をプラス。
「19レベルアンダー」
ベージュブラウン6レベル+コバルトアッシュ6レベル+ピンク系6レベル+クリア剤 10:1:1:24(ox3%)
「16レベルアンダー」
ベージュブラウン6レベル+コバルトアッシュ6レベル+ピンクバイオレット6レベル 2:1:1(ox3%)
●ラベンダー系19レベル+16レベルの場合のレシピ表
ベージュブラウンベースに、アンダーの黄みを消すためにアッシュ系を少量プラスし、
寒色よりを防ぐため、ピンク系をプラス。
「19レベルアンダー」
ブルーバイオレット6レベル+ピンクバイオレット6レベル+ベージュブラウン系6レベル+クリア剤 2:1:1:8(ox3%)
「16レベルアンダー」
ブルーバイオレット6レベル+アッシュ6レベル+ピンクバイオレット6レベル+ベージュブラウン系6レベル 2:0.5:1:1(ox3%)
*イエロー系を削るためアッシュプラスし、ピンクバイオレットとベージュブラウンをプラスし色をまろやかに
●補色
19レベルのアンダーの場合は色を沈ませないよう、クリア剤を混ぜ、色をまろやかな質感に。
16レベルの場合は、アンダーの色味の黄みや赤みを消すために、色味にあった補色を混ぜる必要がある。
ポイントの色だしは色の調合の知識を深める必要がある。