ブリーチを早く均一に染まるテクニック

仕事の準備とブリーチ剤についての知識と手順が大切

1.仕事の操作性によって結果に影響 2.速く染めるハケの使い方や施術方法

プロの仕事はスタイリストだけに限らず、スポーツの世界や職人の世界まであらゆる業種に、

ブリーチカラーを均一に速く染めるのも同様です。

ブリーチカラーの場合はキャスターなどが、身近にコシあたりの位置が操作しやすいと言われています。

 

位置がちがうだけで薬剤とハケなど仕事がやりずらくなります。

ハケ・ダッカール・大コームなどいつも同じ位置に、準備において忘れ物がないよう定位置が基本。

位置がちがうと迷ってしまい、時間のロスにもつながります。

目次

1.仕事のしやすさは準備が大切 

2.速く染めるハケの使い方や施術方法


1.仕事の操作性によって結果に影響  


■キャスターに位置によって見なくても感覚でわかり操作性がアップ

メジャーリーグで活躍する日本人選手も、試合前の準備を大切に試合に挑むそうです。

スタイリストも同様で、ブリーチカラーのようにブレーキの利かない施術は、ミスによって失敗を招きます。

ブリーチカラーの染料はアルカリカラーとはちがい、放置時間を置けばおくほどリフトアップがすすみ、

 

色のレベルも上昇していく、そのため染料の塗布の仕方や、染料がまばらにムラに染め上がります。

カップ・ハケ・ダッカール・大コームなど所定の位置に用意することが大切です。


1.速く染めるハケの使い方や施術方法


■ヘアカラーはアンダーを確認し補色を計算する

ブリーチカラーの基本は根元から毛先まで均一にムラなく染めることが大切です。

根元に溜めない「0テクニック」アリミノがマニキュアなどで指導しているスキル。

頭全体に根元から毛先まで塗漏れやムラがないよう染まることを心がける。

 

ブリーチの薬剤量は2倍~3倍の量を塗布することがポイントです。

 

【均一に速くムラなく染める方法】

1.根元から1.5センチ~2センチくらい離して染めはじめる→毛先まで伸ばす→ムラがないようもう一度ならす

2.中間部から毛先まで塗り終えたら→左手で塗布した部分を塗りこむ→頭の上部からリフトアップして塗布

3.この順序でサイドにまで塗布を行う。

 

中間~毛先の塗布が終了「0」テクニックを使い根元部位に塗布

 

4.根元から5ミリ程度空けて塗布し、中間の塗布した部位までコームで伸ばす。→コームの歯で残りの根元を塗布

5.毛髪の裏面5ミリ程度空けて塗布し、中間の塗布した部位までコームで伸ばす。

6.根元をアップステムで根元ギリギリを塗っても、頭皮につきにくい。

 

7.バックサイドの上部から下まで、コームでからませて上げることで、スムーズに塗布できる。

8.サイドもこの手順で塗布します。

 

【均一な速く染める方法】

1.毛束を指ではさみアップステムでパネルを持つ。*持ってつかむと握るとたるむ、薬剤が他の部分に余計に付く。

 

2.コームはライン沿ってコームを使う。

 

3.毛束は大きく広げたつかう。*狭いと薬剤の裏につかない

 

4.ハケを縦いがにに横で動かすことを覚える。塗布がスムーズです。

 

5.スライスは2センチ前後

 

6.伸ばすのは指で行う。