ヘアカラーの価値は染料と持続性
酸化染料だけで色持ちを良くするヘアカラー剤
1. なぜ染料と持続性が大切なのか 2.シュチュエーションやお客さまの好みで選ぶ
美容界の黒幕的な方が(権力者)薬剤は、美容のヘアデザインや技術には関係ないような事を聞いたことがあります。
いまでも美容学校の理事長や、ヘアサロンに関わっている方ですが、
時代が違うのと、その時代に生きた環境もありますから、一概には誤りだとは思いませんが、
厚生省の管轄でもある、薬剤もこの10年は研究開発もあり、10年前に認められない薬剤が認められ、
ヘアカラーやパーマなど、より質か高く安全に配慮した薬剤が認められています。
その中でもヘアカラーはメーカーの競争も厳しく、多くのヘアカラーがありますが、それだけ選べる選択肢が増え、
スタイリストも選べる質の高いヘアカラーを選べるということで、
薬剤に詳しい方から評価の高いヘアカラーと、使う成分の高いヘアカラーはどういうタイプかを考えてみます。
目次
1.なぜ染料と持続性が大切なのか
2.シュチュエーションやお客さまの好みで選ぶ
1.なぜ染料と持続性が大切なのか
■ヘアカラーでも独自成分のないヘアカラーが多い
国内のヘアカラーでもいろいろなタイプがあり、メーカーでもそれなりの独自にヘアケアや、染料の良さをアピールしますが、
使ってみると赤みが残る染料や、毛髪の芯から染料やヘアケア成分が浸透していないタイプも多い。
インターネットやsmsの伝える能力が高いわりに、薬剤の質も高くないヘアカラーも多い。
その中でも染料の成分がなにを使い、結果がどう出ているかがポイントです。
ヘアカラーのポイントは、色持ち・毛髪の浸透性・光沢感・ダメージレス・ベースの染料などです。
ヘアカラーの染料は使うには、ヘアデザインを考えて使うことが必要です。
ビビットな赤みの強いブラウン「キャラデコ」、青みが強いフィヨーレブラウン、オレンジ味が強いナプラナシード、
中間色主体で青みの「イルミナ」、赤みベースで直接染料の多い「オルディーブ」、
など各社のヘアカラーの染料を理解していないといけません。
お客さまがなぜ、色持ちを重視するかは、単に染料が流れ落ちないの他に、
日本人は褐色後の赤みを嫌う傾向があるからです。それにはグレジューの色を出すことが不可欠で、
そんな要望に応えるヘアカラーは「アルーリア」です。
ロレアルから発売されていますが、グレジューの世界特許をロレアルは持っていて、
日本のメーカーにも強い影響力があると言われています。ヘアケア成分でも「イメキシン」など多数の特許を持ち合わせ、
色の深い透明感と色持ちの良さはダントツです。オイルカラーもおすすめです。
2.シュチュエーションやお客さまの好みで選ぶ
■メーカーの染料やトリートメント成分を把握する
お客さまがどういったヘアカラーの色を望むかによって、メーカー選びが適切だからです。
〇グレイカラーでダメージや皮膚に刺激のないヘアカラー・・・ザクロペインター
〇ビビットな色を求める人・・・キャラデコ
〇持ちが良く深い透明感を求める人・・・オイルカラー・アルーリア
〇ブリーチオンカラー(セカンドカラー)・・・ソフタッチ
〇アシスタントでも均一に染まる・・・イルミナ
〇既存毛に約3倍のケア成分配合・・・アルーリア(トナーシリーズ)
メーカーによって選ぶことで、お客さまの要望が応えられるからです。
ほんの1部ですがスタイリストは少なからず理解して使うことをおすすめします。