等電点の縮毛矯正とはそもそもどんなストレート

等電点ストレートがなぜ髪にいいのか

1.等電点ストレートってな~に!  2.縮毛矯正に使われる理由

等電点ストレートとはアルカリ性でもなく、酸性でもないph4.5~5.5の値(弱酸性)で施術を行うこと。

一般的なphの値は3.0未満が酸性で、3.6~6未満が弱酸性、8~11弱アルカリ性、11以上がアルカリ性です。

弱酸性の値は髪そのもの値で、毛髪の損傷が少なくストレスもない状態のことをいいます。

 

今年4月以降から小さなメーカーさんから発売され、美容専門ジャーナルから情報も流れてきます。

ヘアサロンウェーブでも名古屋(クチクラ)の一木さんからも近く発売されます。

目次

1.等電点ストレートってな~に

2.縮毛矯正に使われる理由


1.等電点ストレートってな~に


■酸性は収斂作用がアルカリは膨潤作用

酸性~アルカリ性いずれに傾いた状態でも変化があり、酸性の値はキューティクルが閉じ、アルカリ性ではキューティクルが開く、

どちらかがダメージを負うかは、アルカリ性のほうが膨潤作用を起こすためダメージを負いやすい。

酸化が強い場合は染料にも変化を起こし、赤やベージューなどは酸化のため変色を起こしやすい。

 

毛髪内のアミノ酸が酸化してしまいダメージも負いやすくなる。

酸が強い状態でも、アルカリ性でもダメージを負いますが、中性の状態(等電点)でストレートなを行うことで、

ダメージを最小限にしてストレートにできる効果があります。

 

「毛髪が最も健康な状態が等電点といいphが4.5~5.5の値をいいます」

 


2.縮毛矯正に使われる理由


■ダメージがありアルカリ性に寄ったph値を等電点に戻す働きがある

パーマやヘアカラーなどでアルカリ性によったphを、等電点の値に戻す働きがあり、ヘアカラーの色持ちや、

パーマの持ちを良くする働きがある。健康な等電点ストレートにすることで健康でツヤのある仕上げ感が得られる。

縮毛矯正に適している理由としては、ヘアカラーは毛髪内に染料や栄養分を配合するため、

 

キューティクルを開く必要があり、酸性よりではキューティクルが開かない。

パーマも同様でキューティクルをアルカリ剤でキューティクルを開かせ、還元剤が必要でphの値が、

アルカリ性のphが寄ってしまうので、等電点でのヘアカラーやパーマに向かない。

 

その点において縮毛矯正は弱酸性の値でも、薬剤だけに頼らず、アイロン熱によって作用を働きがアップし、

ストレートに還元+熱によってストレートにし、酸化によって中和もしやすく、縮毛矯正で等電点での値でもストレートできる。

仕上がり感もサラサラ・ツヤツヤが、通常の縮毛矯正では表現できない。

 

●等電点ストレート(縮毛矯正)

失敗も少なく髪の負担も軽い、還元+酸化による架橋と、レブリン酸による架橋のため、

ダメージが少なくクセ毛もしっかり伸びる、等電点ストレート使い方理解することで、

失敗も少なので質を重視ヘアサロンにはぜひ、使ってみてください。

等電点ストレート動画 一木氏こちら→

 

●しんびようスタジオで6月9日(火曜日)ライブセミナー

クチクラ 一木登紀男氏 インクラボ 中谷靖章氏

 

*還元力が弱いため加温によって初めて還元力がスタートします

(加温キャップを使うことがポイント)