小規模ヘアサロンの効率的な利益体質
小希望だから成る経営術
1.売上を考えるのではなく利益から考える 2.見せるメニューとセット価格でひきつける
一般的には売上を上げることを重点的に考える人が多いですが、
経営で大切なのは「利益」を考えことが鉄則で、売上を上げても利益がないと先に進みません。
利益が出ないと、次第に規模も小さくなって、経営も生き詰まる結果が目に見えています。
経営には工夫と知恵が大切な要素で、商品の売り方や見せ方も大切です。
ハンバーグだけで利益を上げていくことは大変ですが、
炭酸飲料やポテトを組み合わせるセット売りであれば利益が上がります。
カットだけではなくオーガニック商品と組み合わせたり、ヘッドスパを組み合わせセットで利益を捻出する。
インターネットの美容アプリのメニューの表示の出し方にも工夫が必要で、
初めの項目にヘアメニューを売りたいメニューを表示をする。
小規模でも強いオーナーが率先してお客さまを対応することで、
売上の安定と利益体質の健全経営が図れる。
目次
1.売上を考えるのではなく利益から考える
2.見せるメニューとセット価格でひきつける
1.売上を考えるのではなく利益から考える
■売上は利益率によって安定が図れる
美容師さんがまず考えるのは売上を伸ばすことを第一に考えますが、大切なのは利益を出すことが経営の基本です。
多くのスタッフには神経がそちらに向かい、美容室の経営のことは二の次なってしまい、
お客さまを満足感を高める作業に目を向かなくなる。
小規模ヘアサロンであれば経営者が率先して、ヘア施術や接客と経営ができてこそ売上の見込みも達成できる。
スタッフがいる場合は、教育して、一つ一つ細かくチェックして、接客と技術をチェックした場合は、
神経がそちらに向かうので、実践と経営を両方をスタイリストと、経営(戦略・戦術)は両方はむずかしい。
ストレスがない経営が精神衛生上もよいわけで、重点的になにを行い、どこを切り捨てるかが大切で、
スタイリストと経営を同時にするのは効率が悪い。そんな状況をみても小規模経営であればできる。
トレンドと率先してお客さまにあたれるわけです。
2.見せるメニューとセット価格でひきつける
■美容室の安定化を図るインターネットを使いこなす
売上とくに新規客の導入には、アプリ(美容室検索サイト)の使い方が大切で、
なかでもヘアメニュー表示の仕方によって売上を左右する。
例:普通のヘアカラーよりは、オイル60%の「イノア」のほうが興味を引き付ける。
お客さまは新しいメニューに強い興味を引き、アプリメニューの一番上にあるものが意識に残る。
そういった場合には普通のヘアカラーではなく、「オイル配合率60%のヘアカラー」のコマーシャルテキストのほうが良い、
そのメニューによってヘアサロンの興味を抱き、新規としてヘアサロンに行って見ようと思うわけです。
単品メニュー(ヘアカラー・パーマ・カット)ではなく、酸熱トリートメント+カットのほうが利益も高く、
お客さまも得した気分に、単品ではなく複合メニューを基本に考える。
ただ、高単価メニューも施術時間と合計して考える。
例:縮毛矯正を17000円で頂いても、施術時間が4時間かかれば、カットと複合メニュー4人施術したほうが、
売上も利益も上がるわけです。施術時間のかかるエクステも同様です。
【メニュー化の鉄則】
1.メニューを絞り込み高級感を図る。一見多いメニューが多いほうが良さそうですが、
選びづらく選択肢はなるべく少ないほうが賢明です。
2.メニューは3段階「松竹梅」の法則
3.セットメニュー化を図る
4.メニューに魅力的なネーミングを図る
5.希少性の高いメニュー化
6.メニューの時短で値上げを図る
7.料金の値上げはむしろファン化を増やす
*新規店はむしろ逆効果で固定客の多いヘアサロンが良い。